第43回日本ロボット学会学術講演会

オーガナイズドセッション(OS)

OS・IS一覧

番号 セッション名 発表形式 オーガナイザー(所属)
OS1 ソフトロボティクス 講演会形式 新山龍馬(明治大学),望山洋(筑波大学),中村太郎(中央大学),平井慎一(立命館大学)
OS2 深層生体模倣ロボティクスと多義的身体 講演会形式 福原洸(東北大学),増田容一(大阪大学)
OS3 機能性材料とメカトロニクスの融合デザイン 講演会形式 亀﨑允啓(東京大学),岩本悠宏(名古屋工業大学),安孫子聡子(芝浦工業大学),前田真吾(東京科学大学)
OS4 新素材ロボット設計 ポスター形式 遠藤玄(東京科学大学),武居直行(東京都立大学),高木健(広島大学),太田祐介(千葉工業大学)
OS5 機構知 ポスター形式 武居直行(東京都立大学),多田隈建二郎(大阪大学),玉本拓巳(福岡工業大学)
OS6 配管検査・補修ロボット ポスター形式 加古川篤(立命館大学),中村太郎(中央大学),山本知生(産業技術総合研究所),伊藤文臣(中央大学)
OS7 過酷環境ロボティクス 講演会形式 松野文俊(大阪工業大学・福島国際研究教育機構),佐藤徳孝(名古屋工業大学)
OS8 宇宙ロボティクス 講演会形式 石上玄也(慶應義塾大学),永岡健司(九州工業大学),宇野健太朗(東北大学),前田孝雄(東京農工大学)
OS9 水中ロボティクス 講演会形式 坂上憲光(龍谷大学),織田泰彰(奈良先端科学技術大学院大学),上村宇之(広和株式会社マリンシステム部)
OS10 飛行ロボティクス 講演会形式 鈴木智(千葉大学),三輪昌史(徳島大学),安孫子聡子(芝浦工業大学)
OS11 微細作業 講演会形式 新井健生(電気通信大学/BIT),新井史人(東京大学),谷川民生(産業技術総合研究所)
OS12 データドリブンロボティクス 講演会形式 馬場裕康(株式会社デンソー,ROBOCIP),榊原伸介(ファナック株式会社,ROBOCIP),山本知幸(ROBOCIP)
OS13 ラボオートメーションロボティクス 講演会形式 浅野悠紀(東京大学),岡田慧(東京大学),原口大輔(近畿大学)
OS14 インテリジェントホームロボティクス 講演会形式 水地良明(玉川大学),堀三晟(玉川大学),岡田浩之(東京情報デザイン専門職大学)
OS15 オープンハードウェアと学習制御 講演会形式 河原塚健人(東京大学),室岡雅樹(産業技術総合研究所),中川友紀子(株式会社アールティ),尾形哲也(早稲田大学)
OS16 視覚・触覚に基づくロボットマニピュレーション 講演会形式 鈴木陽介(金沢大学),小山佳祐(大阪大学),山口明彦(株式会社FingerVision)
OS17 ロボットフォトニクス 講演会形式 村井健介(産業技術総合研究所),嶋地直広(北陽電機株式会社),竹本裕太(三菱電機株式会社),二井見博文(産業技術短期大学)
OS18 ロボット聴覚およびその展開 講演会形式 干場功太郎(東京科学大学),糸山克寿(東京科学大学),中臺一博(東京科学大学)
OS19 基盤モデルの実ロボット応用 講演会形式 松嶋達也(東京大学),宮澤和貴(大阪大学),河原塚健人(東京大学)
OS20 確率ロボティクスとデータ工学ロボティクス 講演会形式 小島匠太郎(東北大学),萬礼応(筑波大学),Ranulfo Bezerra(東北大学)
OS21 生活セントリック・ロボタイゼーション 講演会形式 西田佳史(東京科学大学),河合恒(東京都健康長寿医療研究センター)
OS22 ロボットフレンドリー環境の構築と利用 ポスター形式 鍋嶌厚太(株式会社Octa Robotics),桐林星河(SEQSENSE株式会社)
OS23 インターネットとロボットサービス 講演会形式 鈴木昭二(公立はこだて未来大学)
OS24 感情発達ロボティクス 講演会形式 日永田智絵(奈良先端科学技術大学院大学),堀井隆斗(大阪大学),大平英樹(名古屋大学)
OS25 子どものためのロボティクス 講演会形式 塩見昌裕(ATR),新妻実保子(中央大学),阿部香澄(電気通信大学)
OS26 ヒューマンロボットインタラクション(HRI) 講演会形式 塩見昌裕(ATR),飯尾尊優(同志社大学),木本充彦(明治大学),野村竜也(龍谷大学)
OS27 空間知能化とロボティクス 講演会形式 李周浩(立命館大学),中村壮亮(法政大学),新妻実保子(中央大学)
OS28 人・ロボット協調による『合業』型生産システム(第3回) 講演会形式 大隅久(中央大学),村上弘記((株)IHI),林浩一郎((株)IHI),阿部聡((一財)製造科学技術センター)
OS29 人間の運動機能の維持・回復のための医療福祉システム 講演会形式 齋藤直樹(秋田県立大学),高岩昌弘(徳島大学),嵯峨宣彦(関西学院大学)
OS30 社会実装に向けた医療機器搭載ロボット 講演会形式 小林英津子(東京大学),岩田浩康(早稲田大学),津村遼介(産業技術総合研究所),小泉憲裕(電気通信大学)
OS31 介護とロボティクス 講演会形式 柴田智広(九州工業大学),田中孝之(北海道大学),安琪(東京大学),平田泰久(東北大学)
OS32 科学技術の社会実装指向研究開発およびDX・RX教育の実践 講演会形式 多羅尾進(東京工業高等専門学校),久池井茂(北九州高専),佐藤知正(東京大学)
OS33 ロボット性能評価工学 講演会形式 佐藤徳孝(名古屋工業大学),大金一二(新潟工科大学),川端邦明(日本原子力研究開発機構),山田大地(日本原子力研究開発機構)
OS34 数理でひらくロボティクスの地平 講演会形式 岩本憲泰(信州大学),平井慎一(立命館大学)
OS35 身体可変構成ロボティクス 講演会形式 垣内洋平(豊橋技術科学大学),高畑智之(東京電機大学),真壁佑(東京大学)
IS1 AI, Learning and Control Oral Presentation Takamitsu Matsubara(NAIST),Yuka Ariki(SONY)
IS2 Human and Robot Oral Presentation Yuka Ariki(SONY),Kazuhiro Shimonomura(Ritsumeikan University)
IS3 Robotics, Mechatronics and Automation Oral Presentation Kazuhiro Shimonomura(Ritsumeikan University),Yuka Ariki(SONY)

※各OS,ISは現時点での予定で,今後変更等の可能性があります.

OS概要

OS1: ソフトロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 新山龍馬(明治大学),望山洋(筑波大学),中村太郎(中央大学),平井慎一(立命館大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. ソフトロボティクスは、物理的柔軟性の活用してロボットシステムの設計と制御を革新しようとする研究分野である。生物が本質的に備えるやわらかさの理解や、人にやさしいロボットシステムの実現においてソフトロボティクスの重要性が増している。本OSでは、日本国内のソフトロボティクス関連研究を行う研究者・学生間の情報交換および議論の活性化によってこの分野をさらに発展させることを目的として、柔軟材料を活用したロボットシステムに関する研究発表を広く募集する。

OS2: 深層生体模倣ロボティクスと多義的身体

  1. オーガナイザー
  2. 福原洸(東北大学),増田容一(大阪大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 動物は自らが置かれた状況に応じて,実に多芸多才な振る舞いを見せる.こうした多才な運動知能を理解するためには,同一の身体部位でありながらも文脈に応じて異なる機能を発揮する動物身体の「多義性」を紐解くことが重要である.そのためには,生体内部構造の精緻な模倣から抽象的な運動制御モデルまで幅広い視点をもちよる議論が必要不可欠である.本OSでは,ロボット学,解剖学,制御工学など多分野に渡る講演論文を募集し,深層生体模倣や身体多義性から切り拓く新たな自律移動ロボットの設計論の展開や知能の理解に向けて広く議論する.

OS3: 機能性材料とメカトロニクスの融合デザイン

  1. オーガナイザー
  2. 亀﨑允啓(東京大学),岩本悠宏(名古屋工業大学),安孫子聡子(芝浦工業大学),前田真吾(東京科学大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 磁場,電場,光,熱などの外部刺激に応じて物理的・化学的等の特性が変化する機能性材料(金属,セラミックス,流体,エラストマ,ゲル,ポリマーなど)は,メカトロニクスのデザインにパラダイムシフトを起こし,いままで実現が難しかった機能を発現させることのできる大きな潜在性を有していると考えております.本OSでは,機能性材料とメカトロニクスシステムの融合を加速・拡大することを目的に,機能性材料をセンサ,アクチュエータ,計算機等のメカトロニクスシステムへ応用した研究開発・実用化例をはじめ,機能性材料に関する基礎研究や機能性材料とメカトロニクスシステムの融合方法に関する調査研究を広く募集します.

OS4: 新素材ロボット設計

  1. オーガナイザー
  2. 遠藤玄(東京科学大学),武居直行(東京都立大学),高木健(広島大学),太田祐介(千葉工業大学)
  3. 発表形式
  4. ポスター形式
  5. 概要
  6. 近年,3Dプリントに代表される新しい樹脂素材が開発されている.これらを用いたロボット設計に資する研究発表を募集する.

OS5: 機構知

  1. オーガナイザー
  2. 武居直行(東京都立大学),多田隈建二郎(大阪大学),玉本拓巳(福岡工業大学)
  3. 発表形式
  4. ポスター形式
  5. 概要
  6. アクチュエータ、センサ、コンピュータ制御などの発展によりロボットが高性能になっている一方、ロボットの中の「機構」がときとしてアクチュエータ制御 だけでは実現しえない能力を生み出す。「機構知」とは、実用的で革新的な機能・価値を実現するシンプルな機構を生み出すための知の集合体である。本OSで は、これまでのロボティクスの発展に資する機構知の実例を集め体系化するとともに、理論的枠組みや設計論の構築を目指す。

OS6: 配管検査・補修ロボット

  1. オーガナイザー
  2. 加古川篤(立命館大学),中村太郎(中央大学),山本知生(産業技術総合研究所),伊藤文臣(中央大学)
  3. 発表形式
  4. ポスター形式
  5. 概要
  6. 昨今,配管設備を点検・補修するためのロボットへのニーズが高まっている.しかし,この問題は1990年代頃から議論され始めているものの具体的な社会実装例が少ないように思われる.本セッションでは,配管内外を検査するためのロボットや配管補修ロボットの研究成果を紹介し合い,技術的な課題や実用化の障壁等について幅広く議論する.なお,機構,制御,計測,認識など,多様な分野からの発表を歓迎する.

OS7: 過酷環境ロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 松野文俊(大阪工業大学・福島国際研究教育機構),佐藤徳孝(名古屋工業大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 災害環境、宇宙環境、深海、森林、原子力施設等の過酷な環境で有効に働くロボットシステムについての現状と将来に関して議論する。

OS8: 宇宙ロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 石上玄也(慶應義塾大学),永岡健司(九州工業大学),宇野健太朗(東北大学),前田孝雄(東京農工大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 本OSでは,軌道上の人工衛星や国際宇宙ステーション,あるいは月惑星・小天体探査などを対象としたロボティクスに関わる研究開発を対象としています.宇宙ロボットの力学や制御,自律化,設計開発といった学術的側面や,耐環境性,高信頼性,システムインテグレーションといった実用的側面を含め,多岐に渡る論文発表を募集します.本OSにおいて宇宙ロボティクスに携わる研究者が一堂に介し,我が国における同分野の発展に寄与することを目標としています.

OS9: 水中ロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 坂上憲光(龍谷大学),織田泰彰(奈良先端科学技術大学院大学),上村宇之(広和株式会社マリンシステム部)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 本OSでは,世界的にも利用が急拡大している水中ロボットやその関連技術について議論する.海洋・湖沼・河川の調査,インフラ設備の保守点検,新たな現場等での利用を目的とする水中ロボット技術やそれに関連する応用技術・要素技術など幅広く講演論文を募集する.水上のロボット技術に関する発表も募集する.

OS10: 飛行ロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 鈴木智(千葉大学),三輪昌史(徳島大学),安孫子聡子(芝浦工業大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 飛行ロボット・無人航空機・無操縦者航空機等の技術は日々進化を続けており,その社会実装も着々と進んでいます.本オーガナイズドセッションではそういった飛行ロボット・無人航空機・無操縦者航空機等の技術・利活用・安全管理に関する包括的な議論の場を提供することを目的とします. 具体的には,セッションを「要素技術」,「産業・学術利用 (アプリケーション)」,「運用・安全管理」というサブカテゴリに分類し,各カテゴリに対して幅広く講演論文を募集します

OS11: 微細作業

  1. オーガナイザー
  2. 新井健生(電気通信大学/BIT),新井史人(東京大学),谷川民生(産業技術総合研究所)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 細胞や組織などナノ・マイクロメートルサイズの物体を対象に,搬送,把持,操作,センシングなどの作業を実現すると共に,その自動化を目指す研究について取り上げ議論を行う.

OS12: データドリブンロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 馬場裕康(株式会社デンソー,ROBOCIP),榊原伸介(ファナック株式会社,ROBOCIP),山本知幸(ROBOCIP)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 少子化に伴う生産年齢人口減少により、特に中小企業では人手不足が深刻化しています。ROBOCIP では、産業用ロボットにより人手不足を解消することを目指して、システムインテグレーションの簡単化や低コスト化、熟練作業のロボット化のためにデータベースを中心とした要素技術を研究しています。本セッションでは、ワーク認識やハンドリングなどの要素技術を含むデータドリブンロボティクスについて議論します。

OS13: ラボオートメーションロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 浅野悠紀(東京大学),岡田慧(東京大学),原口大輔(近畿大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 生命・化学・材料分野を中心に,従来人が行っていた科学実験をロボティクスと機械学習の技術によって自動化し,新発見の創出を目指すラボオートメーションの研究開発が加速している.本OSでは,ラボオートメーションに重要となる,マニピュレーション,エンドエフェクタ,協働ロボット,実験自動化,機械学習,自動化事例など,幅広い観点での研究発表について募集し,最新の動向について議論を行う.

OS14: インテリジェントホームロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 水地良明(玉川大学),堀三晟(玉川大学),岡田浩之(東京情報デザイン専門職大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 実際の現場で利用できるロボットソリューションを目指し,大学・研究機関・企業・現場が一体となって,現場で動くホームロボットに要求されるサービスの在り方の検討,技術の体系化とソリューションのパッケージ化,フィールド評価実験の標準化などに関する研究成果の発表の場を提供します.

OS15: オープンハードウェアと学習制御

  1. オーガナイザー
  2. 河原塚健人(東京大学),室岡雅樹(産業技術総合研究所),中川友紀子(株式会社アールティ),尾形哲也(早稲田大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 本OSでは、オープンハードウェアおよびオープンソフトウェアを活用した4脚ロボット・マニピュレータ・ヒューマノイドを含む多様なロボットの学習制御に関する研究・開発を幅広く募集します。ALOHAをはじめとするオープンハードウェアによる学習制御の実践例、シミュレーションベースのアプローチ、ハードウェアやモデル・データのオープン化を通じた知見共有など、多様な視点からの発表を歓迎します。アカデミア・企業を問わず、オープンな開発と学習制御に興味を持つ方々の交流の場となることを目指します。

OS16: 視覚・触覚に基づくロボットマニピュレーション

  1. オーガナイザー
  2. 鈴木陽介(金沢大学),小山佳祐(大阪大学),山口明彦(株式会社FingerVision)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. AIやロボット技術の発展により,食品産業や家庭内など,これまでの適用範囲を超えたロボットの活用が広まりつつある.一方で深層学習の発展を受けた視覚・認識や,手軽に製作可能な触覚センサを活用したロボットマニピュレーションの研究が活発化している.また,近接覚センサによる近距離非接触センシングのロボット応用への期待が高まりつつある.本OSでは,このような,センサ開発,認識,マニピュレーションに関わる研究事例を広く募集する.

OS17: ロボットフォトニクス

  1. オーガナイザー
  2. 村井健介(産業技術総合研究所),嶋地直広(北陽電機株式会社),竹本裕太(三菱電機株式会社),二井見博文(産業技術短期大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. LiDARやビジョンに代表されるイメージング技術は,光技術(フォトニクス)が現代のロボットにとって不可欠であることを物語っている.ロボット技術と光技術との融合としてのロボットフォトニクスは,今後もロボットの高度化や革新的なサービスに重要な意義を持っていくであろう.ロボットフォトニクスという視点から,フォトニクスがロボットの発展にどのように関連するかについて議論する場として,本セッションを企画している.

OS18: ロボット聴覚およびその展開

  1. オーガナイザー
  2. 干場功太郎(東京科学大学),糸山克寿(東京科学大学),中臺一博(東京科学大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. ロボット聴覚およびその周辺技術・応用技術全般を網羅する情報交換の場を設け,将来の技術の革新と展開に繋げる.下記のテーマを対象とする.
    ・音環境理解
     音声・楽音・環境音を含む聴覚による情景分析・知覚・理解
    ・聴覚機能のための音響技術
     音源定位,追跡,分離,アクティブ聴覚,マイクロホンアレイ
    ・ロボットのための実環境処理
     音声認識・音楽認識・環境音認識
    ・屋外環境・実環境における音響処理技術
     極限音響,動物行動解析
    ・人・ロボットインタラクション
     音楽ロボット・コミュニケーション・対話,マルチモーダル情報処理(統合・認識・表出) ・クラウド,ICTへの展開
     クラウド型音声認識・対話・音声合成,スマートフォン応用
    ・その他、ロボットと音に関連するもの

OS19: 基盤モデルの実ロボット応用

  1. オーガナイザー
  2. 松嶋達也(東京大学),宮澤和貴(大阪大学),河原塚健人(東京大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 大規模言語モデル(LLM)や大規模視覚・言語モデル(VLM)を代表とする基盤モデルは,多様で大規模なデータセットを用いて訓練され, 視覚や聴覚, 言語の間の関係性を適切に捉える統一的なモデルとして,現在盛んに開発が行われている.本セッションでは,これらの基盤モデルの実ロボットの認識や動作計画・制御への応用方法,また, 視覚や言語に留まらないロボット基盤モデルを構築する方法について議論する.

OS20: 確率ロボティクスとデータ工学ロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 小島匠太郎(東北大学),萬礼応(筑波大学),Ranulfo Bezerra(東北大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 本セッションでは,実世界における不確実性を伴う環境理解や行動決定に関する,統計的機械学習の基盤技術および実世界データの利活用について議論します.確率的手法に基づくデータの収集・管理,自己位置推定や行動生成などの技術から,記号創発やデータ工学ロボティクスへの展開に至るまで,幅広い分野の研究発表を募集いたします.トピック例: 確率モデル,強化学習,模倣学習,生成モデル学習,マルチモーダル学習,SLAM,ナビゲーション,サイバーフィジカルシステム,ロボットの知覚と理解,ロボティックシステムの統合,記号創発ロボティクス.

OS21: 生活セントリック・ロボタイゼーション

  1. オーガナイザー
  2. 西田佳史(東京科学大学),河合恒(東京都健康長寿医療研究センター)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. ヤングケアラー支援法が成立するなどケアラー支援が喫緊の課題となっています。近年、地域を巻き込んだ生活データサイエンス基盤の整備、生活関連データ・ナレッジの統合的に利活用によってバイオ・サイコ・ソーシャルな側面からの包括的支援技術など、生活現象を扱うサイエンスが大きく発展してきています。本OSでは、ケアラー支援を取り上げ、多様な生活状況を深く理解することで、誰しもが安全で安心な育児・家事・介護・看取りを行えるように支援する生活セントリック・ロボタイゼーションの研究を広く募集します。

OS22: ロボットフレンドリー環境の構築と利用

  1. オーガナイザー
  2. 鍋嶌厚太(株式会社Octa Robotics),桐林星河(SEQSENSE株式会社)
  3. 発表形式
  4. ポスター形式
  5. 概要
  6. ロボットを賢くするだけでなく、ロボットを運用しやすい環境=ロボットフレンドリーな環境を構築することで、社会実装を加速しようという試みが進められている。本セッションでは、運用、システム連携までを考慮したロボットフレンドリー環境構築に関して議論する。ロボットフレンドリー環境に対して最適化したロボット技術についても議論する。

OS23: インターネットとロボットサービス

  1. オーガナイザー
  2. 鈴木昭二(公立はこだて未来大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 本OSでは,ネットワークとロボットを利用して実現されるロボットサービスに関する,検討,問題提起,提案,考察,事例紹介などの発表を幅広く募集します.サービスの事例紹介や実証実験はもとより,新たなロボットサービスの提案や展望に関する話題も歓迎します.また,IoT,AI活用,クラウド連携,通信プロトコル,標準化,アーキテクチャなどのロボットサービスの基盤技術についての発表も歓迎します.

OS24: 感情発達ロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 日永田智絵(奈良先端科学技術大学院大学),堀井隆斗(大阪大学),大平英樹(名古屋大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 感情発達ロボティクスは、感情の獲得と発達に焦点を当て、ロボットの身体性を活用しながら、感情の本質やそのメカニズムを探求することを目的としています。本セッションでは、「感情」と「発達」をキーワードに、工学・心理学・神経科学・認知科学など、分野を問わず幅広く発表を募集します。異分野の知見を融合し、感情研究を促進することで、感情の本質を解明し、人を理解し寄り添うロボットの実現を目指します。

OS25: 子どものためのロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 塩見昌裕(ATR),新妻実保子(中央大学),阿部香澄(電気通信大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 様々な子どものためのロボット(エージェント・人工物を含む)技術について,要素技術から実験関連ノウハウ,応用事例等について議論する機会を設けることを目的としたオーガナイズドセッションです.Child-robot interaction,ロボットを介した子どもとのインタラクション,具体的な応用事例(教育・保育等),子どもによるロボット研究,ロボットイベントを含む実証実験等,子どものためのロボティクスに関する幅広い研究を募集します.

OS26: ヒューマンロボットインタラクション(HRI)

  1. オーガナイザー
  2. 塩見昌裕(ATR),飯尾尊優(同志社大学),木本充彦(明治大学),野村竜也(龍谷大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. ロボットのハードウェアや人工知能技術の急速な発展に伴い、人間と自然に関わりあうロボットの実現が間近に迫っています。本セッションでは、人とロボットの共生社会に向けて、人とロボットの対話や触れ合い、遠隔操作を介した相互作用、大規模言語モデルを活用したインタラクション等、HRIに関する幅広い研究を募集します。なお、子どもとロボットのインタラクション研究は、ぜひ「子どものためのロボティクス」へご投稿ください。

OS27: 空間知能化とロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 李周浩(立命館大学),中村壮亮(法政大学),新妻実保子(中央大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 人の活動支援やロボティクスシステムの知能化を実現するため,空間知能化によるアプローチに注目し,その要素技術から具体的な応用事例について議論する機会を設けることを目的として本オーガナイズドセッションの開催を提案します. 空間知能化のためのビックデータの活用,より広域で複雑な環境に適応するための空間知能化の高度化,人やロボットの活動支援のための空間知能化の応用,ホームロボットと空間知能化の連携など,幅広く講演論文を募集します.

OS28: 人・ロボット協調による『合業』型生産システム(第3回)

  1. オーガナイザー
  2. 大隅久(中央大学),村上弘記((株)IHI),林浩一郎((株)IHI),阿部聡((一財)製造科学技術センター)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 人手不足対応・生産性向上に向けた将来の生産システムでは,ロボットとの分業が不可能な作業へのロボットによる作業者支援,“合業”が必要となる。本OSは,ロボットが人に合わせて人間的に動作する仕組みを,支援動作の汎用化,ロボットの階層制御,軽量構造ロボット,サイバーフィジカルシステムの利用による協調安全等で実現することを目指し,そのための技術課題を明らかにし未来の生産システムに資することを目的とする。

OS29: 人間の運動機能の維持・回復のための医療福祉システム

  1. オーガナイザー
  2. 齋藤直樹(秋田県立大学),高岩昌弘(徳島大学),嵯峨宣彦(関西学院大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 急速に進む社会の高齢化において,医療や介護福祉分野での人を支援する技術が注目されています.本OSでは,運動機能の維持・回復を目指したさまざまな医療・福祉システムに関する研究成果を通して,医療福祉分野におけるロボティクス・メカトロニクス技術の更なる貢献のあり方について考えたいと思います.

OS30: 社会実装に向けた医療機器搭載ロボット

  1. オーガナイザー
  2. 小林英津子(東京大学),岩田浩康(早稲田大学),津村遼介(産業技術総合研究所),小泉憲裕(電気通信大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 本セッションでは、医療機器を搭載・操作するロボットの社会実装に向けた技術課題や安全性評価の在り方を議論する。超音波診断装置搭載ロボットによる遠隔医療や自動診断ロボット、在宅健康管理を担うホームケアロボットなど、多様な応用に関する研究を広く募集する。

OS31: 介護とロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 柴田智広(九州工業大学),田中孝之(北海道大学),安琪(東京大学),平田泰久(東北大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 多種多様な介護現場のニーズを的確に捉えて,ロボット技術を本格的に活用した介護の仕組みを成熟させるには,ロボット學としての体系化が必要不可欠である.本OSは介護ロボット研究専門委員会がオーガナイズするもので,成功事例だけでなく失敗事例(経験事例)の共有も積極的に行うこと,またロボット工学の研究者だけでなく,介護経営者や職員,医学や社会福祉学などの研究者,関連企業のエンジニアなどが分野を超越して集い,議論し,知見を集約し介護ロボット學の体系化を目指す.

OS32: 科学技術の社会実装指向研究開発およびDX・RX教育の実践

  1. オーガナイザー
  2. 多羅尾進(東京工業高等専門学校),久池井茂(北九州高専),佐藤知正(東京大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 社会と連携しながら,サービスを考案して必要とされるロボット機器を開発し,社会現場に適用しさらに改良するプロセスによって,科学技術を創成するとともに,それを実行できる人材を育成する取り組みについて,研究およびDX・RX教育実践の観点から議論する.社会ニーズを分析した上でロボットとサービスとを一体として考案し,試作を経て機能を実現し,さらにユーザに試用してもらい実証評価を行い,これを試作に反映させることが鍵となる.

OS33: ロボット性能評価工学

  1. オーガナイザー
  2. 佐藤徳孝(名古屋工業大学),大金一二(新潟工科大学),川端邦明(日本原子力研究開発機構),山田大地(日本原子力研究開発機構)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 様々な分野において実業務に各種ロボットを導入する場合、実業務に則した標準的性能評価法に従ってロボットの性能を評価することが必要となる。本OSは、ロボット性能評価の工学的方法論の確立を標榜し、ロボットの実験計画法、性能評価法、およびその標準化を対象として、幅広く発表を募集する。ロボットコンテストのルール設計やロボット性能評価の具体的な事例などの発表も歓迎する。

OS34: 数理でひらくロボティクスの地平

  1. オーガナイザー
  2. 岩本憲泰(信州大学),平井慎一(立命館大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 本セッションでは,ロボット独自の数学を探求する場を提供する.数学は各分野での共通項目を抽象化するとともに,新しい視点やテーマの着想を提供する.これまで多岐にわたる分野で数学が活用され,ロボットの独自の数理が生まれる場面もあった.現在の学術講演会のセッションでは分野が細分化され,数学を活用した講演は質疑にて議論が行き届かない場合もある.そういった研究発表を募り,今後どういった方向性が考えられるか,ロボット独自の理論にするにはどうすればよいかを議論する.また,数学の研究者を招待し,ロボット分野に新しい数学的な知識を取り入れる.

OS35: 身体可変構成ロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 垣内洋平(豊橋技術科学大学),高畑智之(東京電機大学),真壁佑(東京大学)
  3. 発表形式
  4. 講演会形式
  5. 概要
  6. 即応的にロボットを構成したり身体構成を変更したりする例は,モジュラーロボットとして様々な研究がある.近年の深層学習を用いた手法によって作業理解,運動学習獲得,大規模ヒューリスティクス探索等が発展し,大規模かつ複雑な身体構成に対する最適化・探索が行えるようになり,身体を変更しながら対象作業を行う手法についても研究が進められ,ロボットの可変構成の導出は知能化するロボティクスの新たなパラダイムとして捉えることができる.さらなる発展のためには,環境・作業・身体構成の相互作用のモデル化,身体構成と作業計画の同時最適化など,最新の知見を交えつつ,有効な手法や効果的な適応先等の議論が必要不可欠である.
    本OSでは,目的とする作業や環境に適応するロボットの構成方法について,作業理解のためのモデル化手法,ロボットの構成最適化・構成探索・自動設計等の手法の展開や社会実装の方法について広く議論する.

IS1: AI, Learning and Control

  1. Organizer
  2. Takamitsu Matsubara(NAIST),Yuka Ariki(SONY)
  3. Presentation
  4. Oral Presentation
  5. Abstract
  6. The aim of this session is to provide opportunities for discussing a broad range of topics relevant to AI, learning and control in robotics. We welcome submissions from all aspects on the theoretical development and practical applications of AI and learning approaches to robot control. Any other relevant topics are also highly encouraged.

IS2: Human and Robot

  1. Organizer
  2. Yuka Ariki(SONY),Kazuhiro Shimonomura(Ritsumeikan University)
  3. Presentation
  4. Oral Presentation
  5. Abstract
  6. Join us for an insightful session on Human and Robot Interaction, where experts from various disciplines explore the evolving relationship between humans and robots. This session highlights the latest research, design considerations, and ethical implications of HRI, aiming to foster effective, ethical, and enriching human-robot collaborations. Engage with leading researchers and dive into discussions on the future of robots in our lives.

IS3: Robotics, Mechatronics and Automation

  1. Organizer
  2. Kazuhiro Shimonomura(Ritsumeikan University),Yuka Ariki(SONY)
  3. Presentation
  4. Oral Presentation
  5. Abstract
  6. This session covers all research topics in robotics, mechatronics, automation, and related areas other than those covered by the other international sessions (AI, Learning and Control, Human and Robot) in this conference. We welcome researchers from overseas institutes, foreign researchers in Japan, and anyone who want to present and discuss their activities in English.

問い合わせ先

講演会全般
RSJ2025実行委員会 E-mail: rsj2025[at]ac.rsj-web.org ([at]を@に変更してください)
 実行委員長 倉林 大輔(東京科学大学)
 現地実行委員長 塚越 秀行(東京科学大学)

論文・プログラム
プログラム委員会 E-mail: rsj2025-pc[at]ac.rsj-web.org ([at]を@に変更してください)
 プログラム委員長  遠藤 玄(東京科学大学)
 プログラム副委員長  遠藤 央(東京科学大学)

RSJ事務局
(一般社団法人)日本ロボット学会 学術講演会係
 〒113-0033 東京都文京区本郷2-19-7 ブルービルディング2F
 Tel:03-3812-7594,Fax:03-3812-4628