第39回日本ロボット学会学術講演会

オーガナイズドセッション

OS・IS一覧

番号 セッション名 オーガナイザー(所属)
OS1微細作業谷川民生(産業技術総合研究所), 新井健生(電気通信大学/Beijing Institute of Technology), 新井史人(東京大学)
OS2飛行ロボティクス三輪昌史(徳島大学), 安孫子聡子(芝浦工業大学), 鈴木智(千葉大学)
OS3ロボット倫理の最前線とその社会化に向けて松浦和也(ロボットの法及び倫理に関する研究専門委員会/東洋大学), 稲谷龍彦(京都大学)
OS4ロボットと生きる上出寛子(ロボット考学研究専門委員会/名古屋大学), 新井健生(電気通信大学)
OS5科学技術の社会実装指向研究開発およびDX・RX教育の実践多羅尾進(東京高専), 久池井茂(北九州高専), 佐藤知正(東京大学)
OS6宇宙ロボティクス石上玄也(慶應義塾大学), 大槻真嗣(宇宙航空研究開発機構), 永岡健司(九州工業大学), 中西洋喜(東京工業大学), 飯塚浩二郎(芝浦工業大学)
OS7ロボット聴覚およびその展開干場功太郎(東京工業大学), 糸山克寿(東京工業大学)
OS8空間知能化とロボティクス李周浩(立命館大学), 新妻実保子(中央大学)
OS9インターネットとロボットサービス鈴木昭二(公立はこだて未来大学), 成田雅彦(東京都立産業技術大学院大学)
OS10水中ロボティクス坂上憲光(東海大学), 武村史朗(沖縄高専)
OS11機能性材料とメカトロニクスの融合デザイン亀﨑允啓(早稲田大学), 辻田哲平(防衛大学校), 坂本裕之(日本ペイントホールディングス(株))
OS12人間の運動機能の維持・回復のための医療福祉システム齋藤直樹(秋田県立大学), 高岩昌弘(徳島大学), 嵯峨宣彦(関西学院大学)
OS13ロボットと優しいマルチモーダル・コミュニケーション中澤篤志(京都大学), 塩見昌裕(ATR)
OS14確率ロボティクスとデータ工学ロボティクス~認識・行動学習・記号創発~岡田佳都(理研AIPセンター/東北大学), 赤井直紀(名古屋大学), 青木達哉(大阪大学), 谷口彰(立命館大学)
OS15生物の「多義的」身体と運動知能福原洸(東北大学), 郡司芽久(東洋大学), 増田容一(大阪大学)
OS13視覚・触覚に基づくロボットマニピュレーション鈴木陽介(金沢大学), 小山佳祐(大阪大学), 山口明彦(東北大学)
OS17機構知武居直行(東京都立大学), 小金澤鋼一(東海大学), 多田隈建二郎(東北大学), 玉本拓巳(富山県立大学)
OS18インテリジェントホームロボティックス佐野睦夫(大阪工業大学), 岡田浩之(玉川大学)
IS1Human and RobotGentiane Venture (Tokyo University of Agriculture and Technology/AIST)
IS2AI, Learning and ControlJun Nakanishi (Meijo University)
IS3Robotics and ManipulationKenji Tahara (Kyushu University)
※各OS、ISは現時点での予定で、今後変更等の可能性があります。

OS概要

OS1: 微細作業

  1. オーガナイザー
  2. 谷川民生(産業技術総合研究所), 新井健生(電気通信大学/Beijing Institute of Technology), 新井史人(東京大学)
  3. 概要
  4. 「微細作業」では,マイクロ,ナノスケールにおける制御,計測,加工,組立の自動化とロボティクス,並びにその応用を議論する.本オーガナイズセッションは1993年第11回学術講演会より毎年企画実施しており,これまでに,マイクロロボティクスの黎明期の研究開発からバイオ応用への発展について,多くの研究発表を集め,詳細な議論を行ってきた.本年も同様に多数の関連研究の発表を集めるとともに,当該分野の先端的トピックスに関する基調講演も行い,「微細作業」をより新たな視点で議論する.

OS2: 飛行ロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 三輪昌史(徳島大学), 安孫子聡子(芝浦工業大学), 鈴木智(千葉大学)
  3. 概要
  4. 飛行ロボット・無人航空機の技術は日々進化し続けており,その社会実装も急速に進んでいます.本オーガナイズドセッションではそういった飛行ロボット・無人航空機の技術・利活用・安全管理に関する包括的な議論の場を提供することを目的とします. 具体的には,セッションを「ハードウェア・自律制御技術」,「産業・学術利用」,「運用・安全管理」というサブカテゴリに分類し,各カテゴリに対して幅広く講演論文を募集します.

OS3: ロボット倫理の最前線とその社会化に向けて

  1. オーガナイザー
  2. 松浦和也(ロボットの法及び倫理に関する研究専門委員会/東洋大学), 稲谷龍彦(京都大学)
  3. 概要
  4. ロボット倫理の専門的議論は、欧米圏では盛んであるものの、本邦において周知されているとはほとんど言い難い。本セッションは、若手の哲学者・倫理学者が現在のロボット倫理で扱われている主要トピックのいくつかを、批判的視点を伴いつつ、ロボット工学者に紹介し、その種の議論の前提と限界点を両者間で探り、討議する。このような機会を設けることで、ロボット倫理を多くの関係者が参与できるものへと転換し、その議論を現状の技術状況に即した実行性とリアリティあるものへと発展させたい。

OS4: ロボットと生きる

  1. オーガナイザー
  2. 上出寛子(ロボット考学研究専門委員会/名古屋大学), 新井健生(電気通信大学)
  3. 概要
  4. 本セッションでは、ロボットや先進技術と人間の共生について学際的に議論する。ロボットと人間とのインタラクションから、先進技術と人間の持続可能な関係性まで、多角的な視点で意見交換を行う。物理的、技術的な側面と、それらを開発し利用する人間の社会・文化的な側面が、相互に関連しあいながら最終的に調和するための道筋を、実証的な知見や理論的考察に基づき探索する。

OS5: 科学技術の社会実装指向研究開発およびDX・RX教育の実践

  1. オーガナイザー
  2. 多羅尾進(東京高専), 久池井茂(北九州高専), 佐藤知正(東京大学)
  3. 概要
  4. 社会と連携しながら,サービスを考案して,これに必要とされるロボット機器を開発し,社会現場に適用しさらに改良するプロセスによって,科学技術を創成するとともに,それを実行できる人材を育成する取り組みについて,研究およびDX・RX教育の観点から議論する.この取り組みでは,社会ニーズを分析した上でロボット機器とサービスとを一体として考案し,試作を経て機能を実現し,さらにユーザに試用してもらい実証評価を行い,これを試作に反映させることが鍵となる.「社会実装指向」の研究および教育の実践について議論を深める.

OS6: 宇宙ロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 石上玄也(慶應義塾大学), 大槻真嗣(宇宙航空研究開発機構), 永岡健司(九州工業大学), 中西洋喜(東京工業大学), 飯塚浩二郎(芝浦工業大学)
  3. 概要
  4. 本OSでは,軌道上の人工衛星や国際宇宙ステーション,あるいは月惑星・小惑星探査などを対象としたロボティクスに関わる研究開発を対象としています.宇宙ロボットの力学や制御,自律機能といった学術的側面や,耐環境性・高信頼性といった運用に関わる実用的側面を含め,多岐に渡る論文発表を募集します.本OSを通して,宇宙ロボティクスに携わる研究者が一堂に介し,将来の「宇宙ロボット技術」の方向性をロボット工学者に広くかつ明確に発信するとともに,日本における同分野の底上げとなることを目標としています.

OS7: ロボット聴覚およびその展開

  1. オーガナイザー
  2. 干場功太郎(東京工業大学), 糸山克寿(東京工業大学)
  3. 概要
  4. ロボット聴覚およびその周辺技術・応用技術全般を網羅する情報交換の場を設け,将来の技術の革新と展開に繋げる.下記のテーマを対象とする.
    ・音環境理解
     音声・楽音・環境音を含む聴覚による情景分析・知覚・理解
    ・聴覚機能のための音響技術
     音源定位,追跡,分離,アクティブ聴覚,マイクロホンアレイ
    ・ロボットのための実環境処理
     音声認識・音楽認識・環境音認識
    ・屋外環境・実環境における音響処理技術
     極限音響,動物行動解析
    ・人・ロボットインタラクション
     音楽ロボット・コミュニケーション・対話,マルチモーダル情報処理
     (統合・認識・表出)
    ・クラウド,ICTへの展開
     クラウド型音声認識・対話・音声合成,スマートフォン応用
    ・その他,ロボットと音に関連するもの

OS8: 空間知能化とロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 李周浩(立命館大学), 新妻実保子(中央大学)
  3. 概要
  4. "人の活動支援やロボティクスシステムの知能化を実現するため,空間知能化によるアプローチに注目し,その要素技術から具体的な応用事例について議論する機会を設けることを目的として本オーガナイズドセッションの開催を提案します. 空間知能化のためのビックデータの活用,より広域で複雑な環境に適応するための空間知能化の高度化,人やロボットの活動支援のための空間知能化の応用など,幅広く講演論文を募集します.

OS9: インターネットとロボットサービス

  1. オーガナイザー
  2. 鈴木昭二(公立はこだて未来大学), 成田雅彦(東京都立産業技術大学院大学)
  3. 概要
  4. 本OSでは,ネットワークとロボットを利用して実現されるロボットサービスに関する,検討,問題提起,提案,考察,事例紹介などの発表を幅広く募集します.サービスの事例紹介や実証実験はもとより,新たなロボットサービスの提案や展望に関する話題も歓迎します.また,IoT,AI活用,クラウド連携,通信プロトコル,標準化,アーキテクチャなどのロボットサービスの基盤技術についての発表も歓迎します.

OS10: 水中ロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 坂上憲光(東海大学), 武村史朗(沖縄高専)
  3. 概要
  4. 本オーガナイズドセッションでは,世界的にも利用が急拡大している水中ロボットやその関連技術について議論する.海洋・湖沼・河川の調査,インフラ設備の保守点検,新たな現場での利用を目的とする水中ロボット技術やそれに関連する応用技術・要素技術など幅広く講演論文を募集する.また新たな手法の提案や水上ロボット技術についての発表も歓迎する.

OS11: 機能性材料とメカトロニクスの融合デザイン

  1. オーガナイザー
  2. 亀﨑允啓(早稲田大学), 辻田哲平(防衛大学校), 坂本裕之(日本ペイントホールディングス(株))
  3. 概要
  4. 磁場、電場、光、熱などの外部刺激に応じて物理的・化学的等の特性が変化する機能性材料(金属、セラミックス、流体、エラストマ、ゲルなど)は、メカトロニクスのデザインにパラダイムシフトを起こし、いままで実現が難しかった機能を発現させることのできる大きな潜在性を有していると考えております。本OSでは、機能性材料とメカトロニクスシステムの融合を加速・拡大することを目的に、機能性材料をセンサ、アクチュエータ、計算機等のメカトロニクスシステムへ応用した研究開発・実用化例をはじめ、機能性材料に関する基礎研究や機能性材料とメカトロニクスシステムの融合方法に関する調査研究を広く募集します。

OS12: 人間の運動機能の維持・回復のための医療福祉システム

  1. オーガナイザー
  2. 齋藤直樹(秋田県立大学), 高岩昌弘(徳島大学), 嵯峨宣彦(関西学院大学)
  3. 概要
  4. 急速に進む社会の高齢化において,医療や介護福祉分野での人を支援する技術が注目されています.本OSでは,運動機能の維持・回復を目指したさまざまな医療・福祉システムに関する研究成果を通して,医療福祉分野におけるロボティクス・メカトロニクス技術の更なる貢献のあり方について考えたいと思います.

OS13: ロボットと優しいマルチモーダル・コミュニケーション

  1. オーガナイザー
  2. 中澤篤志(京都大学), 塩見昌裕(ATR)
  3. 概要
  4. 近年のロボットは,介護や医療など人と密接なコミュニケーションを行う必要のある場面での活躍が期待されています.そのため,ロボットが真に人によって優しくなり,受けいれてもらう必要が生じています.特にコロナ禍で人が密にコミュニケーションできない場面において、その役割は一層大きくなっています。本セッションは、CRESTプロジェクトにおいて我々が研究を行っている、優しい介護技術「ユマニチュード」、「ソーシャルタッチ」に関する取り組みを紹介するとともに,ロボットが介護や医療の現場で受け入れられるための要素について参加者と共に考えます.

OS14: 確率ロボティクスとデータ工学ロボティクス~認識・行動学習・記号創発~

  1. オーガナイザー
  2. 岡田佳都(理研AIPセンター/東北大学), 赤井直紀(名古屋大学), 青木達哉(大阪大学), 谷口彰(立命館大学)
  3. 概要
  4. 本セッションでは,実世界理解やヒューマンロボットインタラクションにおける,統計的機械学習の基盤技術および実世界データの利活用について議論します.センサデータの収集・管理から,画像・点群・音声処理や運動計画・行動学習などの要素技術,記号創発やデータ工学ロボティクスへの展開にいたるまで幅広い分野の研究発表を募集いたします.

OS15: 生物の「多義的」身体と運動知能

  1. オーガナイザー
  2. 福原洸(東北大学電気通信研究所), 郡司芽久(東洋大学生命科学科), 増田容一(大阪大学大学院工学研究科)
  3. 概要
  4. 動物は自らが置かれた状況に応じて,移動,採餌,営巣,闘争など,実に多芸多才な振る舞いを見せる.こうした多才な運動知能の背後には,タスクに応じて自律的に機能を転ずる「多義的」な身体の存在がある.例えば,多くの四足動物において前肢は,歩行・走行時にはロコモータとして機能する一方で,獲物を捕らえる際や木登りする際にはマニピュレータとしての機能を発揮する.本OSでは,動物の多義的身体に基づく即時適応メカニズムを理解するために,ロボット工学,解剖学,制御工学など多分野を横断した取り組みを紹介する.そして,多義的身体を基軸とした新たな自律移動ロボットの設計論の展開や多義的身体に根ざした知能の理解に向けて広く議論する.

OS16: 視覚・触覚に基づくロボットマニピュレーション

  1. オーガナイザー
  2. 鈴木陽介(金沢大学), 小山佳祐(大阪大学), 山口明彦(東北大学)
  3. 概要
  4. AIやロボット技術の発展により,食品産業や家庭内など,これまでの適用範囲を超えたロボットの活用が広まりつつある.一方で深層学習の発展を受けた視覚・認識や,手軽に製作可能な触覚センサを活用したロボットマニピュレーションの研究が活発化している.本OSでは,このような,認識とマニピュレーションに関わる研究事例を広く募集する.

OS17: 機構知

  1. オーガナイザー
  2. 武居直行(東京都立大学), 小金澤鋼一(東海大学), 多田隈建二郎(東北大学), 玉本拓巳(富山県立大学)
  3. 概要
  4. アクチュエータ、センサ、コンピュータ制御などの発展によりロボットが高性能になっている一方、ロボットの中の「機構」がときとしてアクチュエータ制御 だけでは実現しえない能力を生み出す。「機構知」とは、実用的で革新的な機能・価値を実現するシンプルな機構を生み出すための知の集合体である。本OSで は、これまでのロボティクスの発展に資する機構知の実例を集め体系化するとともに、理論的枠組みや設計論の構築を目指す。

OS18: インテリジェントホームロボティックス

  1. オーガナイザー
  2. 佐野睦夫(大阪工業大学), 岡田浩之(玉川大学)
  3. 概要
  4. 本セッションでは,実際の現場で利用できるロボットソリューションを目指し,大学・研究機関・企業・現場が一体となって,現場で動くホームロボットに要求されるサービスの在り方の検討,技術の体系化とソリューションのパッケージ化,フィールド評価実験の標準化などに関する研究成果の発表の場を提供します.

IS1: Human and Robot

  1. オーガナイザー
  2. Gentiane VENTURE(TUAT/AIST)
  3. 概要
  4. developing robots that can operate in human environment and proximity requires to understand human behaviors and movements, and to study situations when robots and humans are actually operating together. This session aims at providing a space for discussion on the above aspects by inviting speakers to present their work on a broad range of topics ranging from human motion science to human-robot interaction.

IS2: AI, Learning and Control

  1. オーガナイザー
  2. Jun Nakanishi(Meijo University)
  3. 概要
  4. The aim of this session is to provide opportunities for discussing a broad range of topics relevant to AI, learning and control in robotics. We welcome submissions from all aspects on the theoretical development and practical applications of AI and learning approaches to robot control. Any other relevant topics are also highly encouraged

IS3: Robotics and Manipulation

  1. オーガナイザー
  2. Kenji Tahara(Kyushu University)
  3. 概要
  4. Object manipulation is one of the most basic skills required for robotic systems, and that is becoming a new phase by many new approaches such as learning or optimization techniques or soft robotic systems, whereas still difficult to make it like as human. Aiming at realizing dexterous manipulation, this session will provide an opportunity to discuss the cutting edge of robotic manipulation in all aspects of theories and applications.

問い合わせ先

講演会全般
RSJ2021実行委員会  E-mail: rsj2021[at]ac.rsj-web.org([at]を@に変更してください)
     実行委員長   山崎 公俊(信州大学)
     実行副委員長  河村 隆 (信州大学)

論文・プログラム
プログラム委員会  E-mail: rsj2021pc[at]ac.rsj-web.org([at]を@に変更してください)
     プログラム委員長  市川 純章(公立諏訪東京理科大学)

RSJ事務局
(一般社団法人)日本ロボット学会 学術講演会係
 〒113-0033 東京都文京区本郷2-19-7 ブルービルディング2F
 Tel: 03-3812-7594、Fax: 03-3812-4628