オーガナイズドセッション・国際セッションの概要
OS1:RTミドルウェアとオープン化
- オーガナイザ
安藤慶昭(産業技術総合研究所),山下智輝(前川製作所),神徳徹雄(産業技術総合研究所),水川真(芝浦工業大学) - 連絡先
山下智輝(前川製作所) : tomo-3440[at]mayekawa.co.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
ロボットシステムの複雑化から,近年はRT ミドルウェアやROS 等のロボットに特化したソフトウエアプラットフォームを利用したロボットシステム構築が主流になりつつあります. こうしたプラットフォームの利用に加えて,効率的なロボットシステム開発には,シミュレータや各種ツールの利用,XP (Extreme Programming) やCI (Continuous Integration)等の開発プロセスの適用が欠かせません. 本OS では,ロボット用プラットフォームのアーキテクチャ,ツールや開発プロセス,モジュール化や実システムへの適用手法などの効率的ロボットシステム開発に資する講演を募集いたします.
OS2:流体圧を利用した柔軟な機械システム
- オーガナイザ
木村仁(東京工業大学) - 連絡先
木村仁(東京工業大学) : kimura[at]mech.titech.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
本OSで取り扱う流体圧を利用した柔軟な機械システムは,従来の剛体で構成される機械システムとは異なった性質を持つ新しい分野のひとつとして考えられる. 柔軟な機械システムは一般に精密な制御が困難であるなどの課題がある一方で,環境に適応した変形が可能であることや,高い安全性から幅広い応用が期待される. 本OSはこのような柔軟な機械システムについて,活発な議論の場を提供することを目的とする.
OS3:RSNPを利用したロボットサービスコンテスト2014 〜応募作品発表と審査、審査結果発表〜
- オーガナイザ
成田雅彦(産業技術大学院大学),鈴木昭二(はこだて未来大学) - 連絡先
成田雅彦(産業技術大学院大学) : narita-masahiko[at]aiit.ac.jp
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インターネットとロボットの融合は新しい分野であり,インターネットを用いたロボットサービスは新しいビジネスの形として関心が高まっています. そこで,長年ロボット業界,ソフトウェア業界および大学等の学術研究機関で開発が進められてきたRSNP(Robot Service Network Protocol)を活用したコンテストを2012 年よりRSi(Robot Service Initiative)主催,日本ロボット学会共催で開催し,今回は第3回となります.本OS では,応募作品発表と審査,審査結果発表を行います.RSNP は,様々なロボットが簡単,効率的にインターネット上のサービスへ接続可能となるロボットサービス向けの通信プロトコル仕様で,「通信機能」「ロボット動作指示機能」「マルチメディア機能」「情報提供機能」などのインターネットを介したロボットサービスの基本機能を提供しています. 本コンテストを通して,魅力あるロボットサービスの提供,知識/経験の集積,ロボット業界/ソフトウェア業界の相互発展,国際競争力の強化を目指していきたいと願っています.
OS4:倒立振子型ロボット
- オーガナイザ
島田明(芝浦工業大学),松本治(産業技術総合研究所) - 連絡先
島田明(芝浦工業大学) : ashimada[at]shibaura-it.ac.jp
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倒立振子は制御工学を学ぶための教材として普及しました.その形態には直動型, 回転型, 車輪型等があります. 車輪型倒立振子型ロボットは高い姿勢を維持したまま, 数少ないアクチュエータで, 狭い占有面積での移動が可能であり,セグウェイの登場以降,世の中へ広く知られるようになりました. 一般的な倒立振子及び車輪倒立振子型ロボットの研究はさらに継続発展させていく必要があると考えます. さらには,主にパーソナルモビリティへの応用に関する実証研究事例などを含めて,本テーマに関係する研究者・技術者が集い,討論をすることは意義深いと考えます.
OS5:ロボット聴覚
- オーガナイザ
公文誠(熊本大学),奥乃博(京都大学),中臺一博(HRI-JP/東京工業大学),中村圭佑(HRI-JP),佐々木洋子(産業総合研究所) - 連絡先
公文誠(熊本大学) : kumon[at]gpo.kumamoto-u.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
ロボットが日常環境で人と自然にインタラクション・コミュニケーションを行うためには,聴覚機能を中心とした情報処理が必須である. ロボット聴覚およびその周辺技術・応用技術全般を扱う網羅する情報交換の場を設け,将来の技術の革新と展開に繋げる.下記のテーマを対象とする.
OS6:ロボット感動教育
- オーガナイザ
琴坂信哉(埼玉大学) - 連絡先
琴坂信哉(埼玉大学) : kotosaka[at]mech.saitama-u.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
ロボット教育は,ソフトとハードを融合できる人材教育,先端的なメカトロニクスやものつくり教育,また,教育を通じた国際貢献という意味で重要な分野となりつつあります. 本OSでは,昨年に引き続き,ロボット教育の体系的アプローチ確立を目指して,ロボット教育の検討及び議論の場を提供することを目的とします. ロボットコンテストの実践事例,ロボット設計製作演習の教育カリキュラム,ロボット学の教育プログラム,地域連携による科学技術教育などに関する検討や考察,成果を募集致します. 今年は,2014年3月より開始した日本ロボット学会誌の人材育成分野の論文の執筆方法や査読基準等についての議論も行いたいと考えております.
OS7:ヒューマンサポートロボティクス
- オーガナイザ
藤江正克(早稲田大学),王碩玉(高知工科大学),安藤健(パナソニック) - 連絡先
安藤健(パナソニック) : ando.takeshi[at]jp.panasonic.com
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
超高齢社会に突入した先進国では,高齢者・障害者・有病者のみならず,医師,看護師,セラピストなど医療福祉に関わるあらゆる人を支援するロボットテクノロジーが必要とされている. 本OSでは,診断,手術,リハビリ,看護,介護,日常生活に関わる人を支援するロボットテクノロジーに関する計測技術,制御技術などの基本技術の提案・開発,それらの技術を動物やヒトに対して使用したときの評価実験,さらにはそれらの技術の実用化に関する講演を広く募集します.
OS8:機構知
- オーガナイザ
武居直行(首都大学東京),石橋良太(首都大学東京),望山洋(筑波大学) - 連絡先
石橋良太(首都大学東京) : ishibash[at]tmu.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
アクチュエータ,センサ,コンピュータ制御などの発展によりロボットが高性能になっている一方,ロボットの中の「機構」がときとしてアクチュエータ制御だけでは実現しえない能力を生み出す. 「機構知」とは,実用的で革新的な機能・価値を実現するシンプルな機構を生み出すための知の集合体である. 本OSでは,これまでのロボティクスの発展に資する機構知の実例を集め体系化するとともに,理論的枠組みや設計論の構築を目指す.
OS9:デジタルヒューマン
- オーガナイザ
堀俊夫(産業技術総合研究所) - 連絡先
堀俊夫(産業技術総合研究所) : t.hori[at]aist.go.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
デジタルヒューマン技術は人間の「機能」に注目してそれを計算機やロボット技術で再現することを目指した分野横断的技術であり,近年は人間を取り巻く社会環境まで含め,非常に幅広いスケールで人間を捉えて研究が進められている. 同技術は多くのロボット研究者から注目されているにも関わらず既存のロボティクスの範疇に収まらないため,学術講演会では様々なセッションで個別に発表が行われている. そのため,分散しがちな同技術に関する発表を一堂に集める場としてOSを開催する.
OS10:人工筋アクチュエータ・センサーシステム
- オーガナイザ
安積欣志(産業技術総合研究所),高木賢太郎(名古屋大学),菊地邦友(和歌山大学),釜道紀浩(東京電機大学) - 連絡先
釜道紀浩(東京電機大学) : nkama[at]fr.dendai.ac.jp
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介護ロボットやホームロボットなど,人と直接接触,あるいは協調する必要のあるロボット技術において,小型軽量で,かつバックドライバビリティを持つアクチュエータや,フレキシブルで2次元的なセンサー技術が求められている. これらは生体筋を指向した技術であり,人工筋アクチュエータ/センサーシステムと呼ぶ. 本セッションでは,その様な研究に関係した論文,例えば機能性高分子を用いたアクチュエータやセンサー,あるいは運動性バイオ材料を用いたロボットシステム,その他,関連したソフトアクチュエータ,ソフトセンサーについての研究発表を募集する.
OS11:人間機械協調
- オーガナイザ
平田泰久(東北大学),辻俊明(埼玉大学) - 連絡先
辻俊明(埼玉大学) : tsuji[at]ees.saitama-u.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
オーガナイザらは例年OS「人間機械協調」を開催している. 今年も以下の趣旨でOSを企画する.製造・医療福祉・生活分野等において,ロボットによる人間支援を実現するために,人間機械協調技術の確立が重要な課題となっている. 本セッションは人間機械協調の高度化を目指し,安全,パワーアシスト,操作支援,人間の運動認識等の技術を中心に構成する. その他,人間と機械の力学的インタラクションを処理する技術に関して要素技術からアプリケーションまで幅広く講演を募集する.
OS12:宇宙ロボティクス
- オーガナイザ
久保田孝(JAXA/ISAS),吉田和哉(東北大学) - 連絡先
久保田孝(JAXA/ISAS) : kubota[at]isas.jaxa.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
宇宙では,未知の環境や過酷な環境であるため,ロボットの活躍が期待されています. そこで,月惑星探査ロボット,小天体探査ロボット,軌道上ロボット,国際宇宙ステーションでのロボティクス技術,有人支援ロボット技術等,広く論文を募集し,今後の宇宙ロボティクスについて議論していきたいと思います.
OS13:柔軟物の力学的機能の活用と理解
- オーガナイザ
平井慎一(立命館大学),望山洋(筑波大学) - 連絡先
平井慎一(立命館大学) : hirai[at]se.ritsumei.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
宇宙では,未知の環境や過酷な環境であるため - 概要
本OSでは,柔軟物体の機械構造から発現される合理的な機能の現象例を集めて概観するとともに,そこに内在する力学原理を探るための理論的アプローチの可能性を探る. ソフトロボティクスに代表される柔らかいロボットの力学と制御,柔らかい対象物を扱うロボット,柔らかさのセンシングとモデリング等,柔らかさに関連する講演を広く募集する.
OS14:モーションコントロールとハプティクス
- オーガナイザ
大石潔(長岡技術科学大学),内村裕(芝浦工業大学),桂誠一郎(慶應義塾大学) - 連絡先
大石潔(長岡技術科学大学) : ohishi[at]vos.nagaokaut.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
電気学会が中心になって研究・開発を進めてきた外乱オブザーバと加速度制御をベースとするモーションコントロールの新しい展開の発表論文を広く公募して,本オーガナイズドセッションで議論を行う. さらに,これらの加速度制御をベースとする力覚触覚の制御とセンシング技術を発展させて,実世界の触覚再現技術を工学的に取り扱うハプティクスの研究成果を広く公募して,本オーガナイズドセッションで議論を行う.
OS15:水中環境と水中ロボット
- オーガナイザ
加藤直三(大阪大学) - 連絡先
加藤直三(大阪大学) : kato[at]naoe.eng.osaka-u.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
水中ロボットの運用は,陸上ロボットの場合と比べ,その利用環境が大きく異なり,その形状,構造,アクチュエータ,センサー,通信,電源などは水中環境を考慮して,決める必要がある. また水中ロボットは水中環境モニタリングに利用されているが,大規模な環境モニタリングを行う場合は,複数の水中ロボットの展開が必要となる. このような場合,複数の水中ロボットからの情報を,環境変化を予測する環境シミュレーションへ同化する手法も研究が進められている. 本セッションでは,このような水中環境と水中ロボットとの関係について,水中ロボットの設計と運用の面から議論を行う.
OS16:製造業向けロボット
- オーガナイザ
川村貞夫(立命館大学),平井慎一(立命館大学),野田哲男(三菱電機) - 連絡先
野田哲男(三菱電機) : noda.akio[at]dh.mitsubishielectric.co.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
製造業向けロボットは,市場の拡大と相まって,これまでの各界の努力により機能性能が確実に向上してきました. 今後も,この技術を磨き続けることで,世界中に数多くある潜在需要に応えられる見込みです. その一方で,これまでとは異なる視点での技術革新が求められています. 我が国のロボットを含む製造業向け製品が,単なる価格競争に巻き込まれることなく,産業競争力を維持するためには,社会が必要とする新しい製品で,科学技術の裏付けのもとで先行し続ける必要があります. そこで,昨年度に引き続き,産業競争力に繋げるトレンドを創るべく,本件オーガナイズドセッションを企画します. 同名オープンフォーラムと合わせて,ご参加ください.
OS17:インターネットとロボットサービス 〜クラウド時代のロボットサービスとRSiの取り組み〜
- オーガナイザ
岡林桂樹(富士通研究所),成田雅彦(産業技術大学院大学) - 連絡先
岡林桂樹(富士通研究所) : okaba[at]jp.fujitsu.com
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
サービスロボットはスタンドアロンでのサービスから,ネットワークを利用しクラウドと連携する時代へと変わりつつあります. クラウドと連携することによりロボットの機能や性能の向上が可能となります. 一方,スマートフォンをはじめとするモバイル端末は,カメラのみならず多くのセンサが搭載され,クラウドとの連携が進んでいます. また近年では,ウェアラブルデバイスが話題を集めており,クラウドと連携してこれまでのモバイルを超えたサービスを創出する基盤ができつつあります.そこで, 本OSでは,ロボットを中心に進化したモバイル/ウェアラブル機器も含め,クラウドを結ぶプロトコル仕様やサービス例,サービスコンテンツのあり方,知能の分散アーキテクチャなどに関する検討,考察,事例,成果を幅広く募集します.
OS18:高次元システムの運動学習 〜確率的推論に基づく新たな展開〜
- オーガナイザ
松原崇充(奈良先端科学技術大学院大学),森本淳(国際電気通信基礎技術研究所),Christopher G. Atkeson(Carnegie Mellon Univ.) - 連絡先
松原崇充(奈良先端科学技術大学院大学) : takam-m[at]is.naist.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
高次元・非線形・不確実なダイナミクスを持つロボットシステムに対し,目標とする運動や制御方策を計算量の意味で効率的な設計を可能とする,確率最適制御理論が様々な形で応用されている. その確率最適制御理論に関して,人工知能におけるグラフィカルモデル上での推論問題や,量子力学における経路積分の推定問題,情報理論におけるカルバックライブラー情報量の最小化問題など,種々の「確率的推論」問題との双対性が近年注目を集めている. 実際,ロボティクスの主要会議であるICRA, IROS, RSSでは,機械学習的な背景知識をもとに,これらの知見を発展させ,精度と計算効率を兼ね備えた運動計画・制御技術の研究に関する動きが国際的には活発化している.このような新しい制御系設計の知見を,日本が中心となって開発してきたヒューマノイドロボット制御を代表とする多自由度・高次元ロボット制御技術と融合することができれば,今後災害時などで適応的・自律的に動作可能となるロボットの開発に向けた新たな運動学習制御技術の基盤を生み出すことができると確信する. そこで我々は本オーガナイズドセッション「高次元システムの運動学習〜確率的推論に基づく新たな展開〜」を企画・開催し,当該分野における国内研究者と最新研究発表を一同に集約することで,活発かつ濃密な議論の場を提供するとともに,社会に貢献できるような新たなロボット技術の創出を促す.
OS19:柔軟物マニピュレーション
- オーガナイザ
末廣尚士(電気通信大学) - 連絡先
末廣尚士(電気通信大学) : suehiro[at]is.uec.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
ロボットが様々な場面で人間に代わって作業を行うためには,ロボットアームが行う作業も,単純なピック・アンド・プレース作業だけではなく,様々な作業を実行できる必要がある. 本OSでは,非ピック・アンド・プレース作業の例として紐,布,紙などの柔軟物のマニピュレーションを取り上げ,研究開発の現状の発表を通して,今後の展望について議論を行う.
OS20:家政学とロボティクス
- オーガナイザ
小笠原司(奈良先端科学技術大学院大学),稲葉雅幸(東京大学) - 連絡先
小笠原司(奈良先端科学技術大学院大学) : ogasawar[at]is.naist.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
価値観が多様化し,さまざまな個性の人々からなる現代社会にとって,高度情報化技術を取り入れて生活を豊かにすることが必要不可欠である. その中でもロボット技術をはじめとして,生活を支援するシステム化技術が検討され研究されているが,社会に広く受け入れられるための検討が必ずしも十分でなかった. 家庭への導入には人や家庭の側面からの検討が不可欠であるが,ロボット技術を導入する家庭生活の視点からロボットを活用する研究は進められていない. 本セッションでは,家政学とロボティクスを融合した生活支援技術に関して議論を行う.
OS21:AIロボティクス
- オーガナイザ
小菅一弘(東北大学),橋本浩一(東北大学) - 連絡先
小菅一弘(東北大学) : kosuge[at]irs.mech.tohoku.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
本OSでは,ロボティクスが社会や産業界を変革するためには,どのような技術課題が存在し,それをどのように定式化して解決するか,そして統合システムとして実現できるかを議論する. 具体的には,従来のロボティクスにおいて縦割りに研究されていた,教示・軌道計画・マニピュレーション・ビジュアルサーボ・実時間3次元認識などの技術を統合することで,新時代のアドバンスト・イノベーティブなロボティクスが実現する未来の一部を提示する.
OS22:空間知能化とその応用
- オーガナイザ
新妻実保子(中央大学),佐々木毅(芝浦工業大学) - 連絡先
新妻実保子(中央大学) : niitsuma[at]mech.chuo-u.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
空間知能化のための要素技術から,アプリケーションを想定した応用まで,幅広く研究成果を募集し,空間知能化とその応用についてディスカッションを行う.
OS23:ヒト足部機構の機能解明
- オーガナイザ
細田耕(大阪大学) - 連絡先
細田耕(大阪大学) : hosoda[at]sys.es.osaka-u.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
ヒトは柔らかい足裏と非常に複雑な足部骨格構造を持っている. ヒトの足部は地面と直接接触する部位であり,その挙動は二足歩行の適応性に大きく寄与しているはずだが,その機序は詳しくわかっていない. 足部は多数の骨と筋,腱,皮膚からなる複雑な構造体である上に,その観察が容易でないことがその一因である. 足部の解剖学的な構造はある程度明らかになっているが,歩行中に動的な振る舞いを観察することがきわめて難しく,構造が歩行安定性にどのように寄与しているかは解明されていない. 本セッションでは,このようなヒト足部機構の機能を解明するためのさまざま研究を集め,議論する予定です.
OS24:建設ロボット
- オーガナイザ
栗栖正充(東京電機大学) - 連絡先
栗栖正充(東京電機大学) : kurisu[at]cck.dendai.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
日本ロボット学会に建設ロボット委員会が設置されたことを機会に,土木,建築系で実用の進んでいる建設ロボット技術の現状,課題等についての情報を発信すると共に,建設作業を対象としたロボット研究の最新技術の講演,討論を通じ,建設ロボット技術のこれからの方向性を探る.
OS25:リハビリテーション・介護とロボティクス
- オーガナイザ
古荘純次(福井工業大学),池田博康(労働安全衛生総合研究所),大西謙吾(東京電機大学),武居直行(首都大学東京),原口真(福井工業大学) - 連絡先
古荘純次(福井工業大学) : furusho-j[at]fukui-ut.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
我が国の高齢化は世界に類をみない速度で進んでおり,高齢者を取り囲む社会は大きな変貌を遂げつつある. 高齢化の急速な進行にともない要介護者が増加するなかで,限られた社会資源を効率的に活用して要介護状態の発生を予防するとともに,要介護者の活動性とQOLの向上を図ることは重要な課題である. そのためにリハ医学・医療,及びロボティクス技術導入の必要性は,ますます大きくなりつつある. リハ=後遺症の訓練という誤解があるが,その最も大切な役割は,「予測に基づいた障害の予防」であり,新たな要介護状態の発生や増悪の予防にもつながる. その意味でも,より早期から,高度・高強度のリハを提供することの重要性が認識されている. また,介護に関しては,経産省と厚労省が,移乗介助,移動支援,排泄支援,認知症の方の見守りなどの重点分野において,安全性や性能の評価手法を確立し,適切な実証の場を整備することを始めている. このような状況に鑑み,「リハビリテーション・介護とロボティクス」に関するOSを企画する.
OS26:確率ロボティクスとデータ工学ロボティクス 〜認識・行動学習・記号創発〜
- オーガナイザ
杉浦孔明(NICT),大野和則(東北大学),下坂正倫(東京大学),谷口忠大(立命館大学),長井隆行(電気通信大学),山崎公俊(信州大学) - 連絡先
杉浦孔明(NICT) : komei.sugiura[at]nict.go.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
本セッションでは,実世界理解やヒューマンロボットインタラクションにおける,統計的機械学習の基盤技術および実世界データの利活用について議論します. センサデータの収集・管理から,音声・画像処理などの要素技術,記号創発やデータ工学ロボティクスへの展開にいたるまで,幅広い分野の研究発表を募集いたします. トピック例:確率モデル,マルチモーダル学習,ビッグデータ,SLAM,強化学習,シンボルグラウンディング,データ圧縮,センサ統合,特徴抽出,モデル化,状態認識,確率的推論,クラウドロボティクス,サイバーフィジカルシステム,一般物体認識,記号創発ロボティクス,語意学習,言語獲得,模倣学習,分節化,記号化,運動制御,動作認識,音声対話システム,自然言語処理,マルチモーダルインタラクション,ニューラルネット,サービスロボット,データベース,ベンチマークテスト
OS27:経産省ロボット介護機器開発・導入促進プロジェクト
- オーガナイザ
中坊嘉宏(産業技術総合研究所) - 連絡先
中坊嘉宏(産業技術総合研究所) : nakabo-yoshihiro[at]aist.go.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
ロボット技術を介護施設や家庭に導入し,高齢者の生活や介護業務を効果的・効率的に支援するためには,低価格で役に立つロボット介護機器が必要である. そのためには安全性,性能・効果の基準,評価方法,および倫理審査を含めた実証実験プロトコルの確立が課題である. 経済産業省が平成24年度から5年計画で開始した「ロボット介護機器開発・導入促進事業」は,このような機器開発を促進するものであり,開発補助事業と,基準策定・評価事業から構成される. 本セッションでは,初年度の成果である安全,性能・効果の評価基準と,開発されたロボット介護機器について紹介し,議論を行う.
OS28:安心ロボティクス
- オーガナイザ
上出寛子(大阪大学),新井健生(大阪大学),福田敏男(名城大学) - 連絡先
上出寛子(大阪大学) : kamide[at]arai-lab.sys.es.osaka-u.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
本セッションでは,人間と関わるロボットがユーザに与える安心感や適応性について心理学・工学・社会学といった多様な分野からの議論を行うことを目的とする. 具体的には,一般ユーザの視点に立ち,安心感の認知的メカニズムについて研究する心理学や,専門家の立場からロボットの安心・安全について基準の検証を行うロボット工学,社会的な枠組みからロボット化社会における保証システムや制度について考察する社会学などの講演を募集する. 個々の学問的なアプローチによる報告から,ユーザにとってのロボットの安心感や適応性とは何かについて議論を行う.
OS29:バイオマニピュレーション
- オーガナイザ
中島正博(名古屋大学),森島圭祐(大阪大学),福田敏男(名城大学/名古屋大学) - 連絡先
中島正博(名古屋大学) : nakajima[at]mein.nagoya-u.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
ナノメートルからセンチまでにわたるマルチスケール操作技術を基盤として,バイオや医学分野との連携を密にした新しい工学的手法を用いた細胞操作に関する研究を中心として構成します. 生体材料応用技術,単一細胞操作,細胞内の遺伝子導入,人工細胞系,細胞群の操作技術,細胞分離・培養・固定技術,細胞組織の設計・組立て・再構成技術,局所環境制御技術,組織内の力学的・化学的計測・刺激操作などの手法に基づき,能動的な相互作用を引き起こし,バイオ・医療分野における新たな仕組みの解明や応用分野の開拓を目指した幅広い講演を募集します.
OS30:ヤングロボットセッション
- オーガナイザ
滝康嘉(テクノ・シュタット),本田久平(大分高専) - 連絡先
滝康嘉(テクノ・シュタット) : yasuyoshi[at]roboconist.sakura.ne.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
学生向けのロボット競技を通じて,コンセプト作成,設計,製作,システム開発など,ロボット工学に対する導入教育が盛んに実施されています. 本OSでは,種々のプロジェクトや技術系の競技会,及びそこから発展した活動で製作されたロボットの機構や制御,システム等に関する論文を募集します. 学生達の独創的なアイディアや技術に対して学術的要素の発掘を試みることにより,ロボット,ロボティクスの未来を見据えます.
【注意事項】
発表者は高校,高専,大学等の学生を想定していますが,直近の卒業生(大学院生含む)の発表も受け付けます.本セッションはオープンフォーラムに準じており,発表者や一般聴講者は参加登録費が不要ですが,他のセッションを聴講される方は参加登録が必要です.また,講演論文はDVDに収録されます.論文の質を確保するため必ず指導教員が共著者に入り,責任を持ってご指導願います.昨年より,2〜3件の優秀な発表に対して,学会より学術講演会ヤングロボットセッション特別賞を授与しています.
OS31:空間知
- オーガナイザ
和田一義(首都大学東京),新妻実保子(中央大学) - 連絡先
和田一義(首都大学東京) : k_wada[at]tmu.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
空間知とは,人,環境,および空間に分散したシステム群の相互作用により構成される分散的情報構造化空間によって,人あるいはロボットなどの認知・行為主体の身体的能力,認知能力,および情報処理能力の拡張をもたらす知能化空間:「身体拡張性」に関する,学術的体系化を目的として提案するものである. 空間知では,人間の拡張身体化(ヒト),さらにその空間で生じる事象(モノ,コト)の記述,さらにそれらの情報空間での共有プロセスについて,構成論的アプローチによる理解と応用を目指す.
OS32:微細作業
- オーガナイザ
新井史人(名古屋大学),谷川民生(産業技術総合研究所),新井健生(大阪大学) - 連絡先
新井史人(名古屋大学) : arai[at]mech.nagoya-u.ac.jp
(E-mailアドレスは,[at]を@に置き換えてください.) - 概要
微細作業,マイクロ・ナノマニピュレーション,分子操作,細胞操作,生体組織等のハンドリング,バイオMEMSやμ-TAS関連技術,微小組立システムと要素技術,微細加工,精密位置決め技術,マイクロ・ナノセンサ・アクチュエータ,マイクロ・ナノデバイス,マイクロ・ナノ計測,観察システム,仮想現実感,ヒューマンインタフェース,バイオインタフェース,バイオマシン融合技術,バイオアセンブラなど,微小物体の操作や微細作業にかかわる各種デバイス,加工,計測,制御,システム設計,ヒューマンインタフェースなどに関する講演を広く募集いたします.
IS1:Human understanding using Humanoid Robotics
- Organizer
Venture Gentiane(Tokyo Univ. of Agriculture and Technology),Eiichi Yoshida(AIST-JRL) - E-mail
Venture Gentiane(Tokyo Univ. of Agriculture and Technology) : venture[at]cc.tuat.ac.jp
(Please replace [at] with @ in the above E-mail address.) - Abstract
In this session we will discuss about how Humanoid Robotics and associated technologies and formalisms can be used to understand whole body human behavior, whole body human motions and human emotions. This session aims at being trans-disciplinary and to expand the use of classical Robotics. It covers a broad application range, such as path planning, control, humanoids, HRI, rehabilitation, human body dynamics modelling. However, to keep consistency in the session and discussions all topics that do not consider human in a whole or humanoids will be excluded, such as surgical robotics, assistive robotics.
IS2:International Session(仮)
- Organizer
Yusuke Maeda(Yokohama National Univ.),Shinichi Hirai(Ritsumeikan Univ.) - E-mail
Yusuke Maeda(Yokohama National Univ.) : international[at]rsj.or.jp
(Please replace [at] with @ in the above E-mail address.) - Abstract
This session is for all of robotics-related studies other than those covered by the other international sessions ("Human understanding using Humanoid Robotics"and "Assistive Robotics"). We welcome researchers in oversea institutes, foreign researchers in Japan, and anyone who wants to present and discuss his/her activities in English. The international sessions accept speakers without RSJ membership.
IS3:Assistive Robotics
- Organizer
Tomohiro Shibata(Kyushu Inst. of Tech. ) - E-mail
Tomohiro Shibata(Kyushu Inst. of Tech. ) : tom[at]brain.kyutech.ac.jp
(Please replace [at] with @ in the above E-mail address.) - Abstract
Robotics has the potential to develop innovations in assisting the lives of both healthy and unhealthy persons. This session aims at providing an opportunity of exchanging ideas and sharing practices about assistive robotics across people and research teams. Topics may cover a broad spectrum of assistive robotics, such as mechatronics, control, perception, planning, human-robot interaction, and rehabilitation.