第36回日本ロボット学会学術講演会

オーガナイスドセッション

OS・IS一覧

番号 セッション名 オーガナイザー(所属)
OS1 2フルードパワーを利用した医療・福祉システム 斎藤直樹(秋田県立大学)、嵯峨宣彦(関西学院大学)、高岩昌弘(徳島大学)
OS2 人間機械協調 辻俊明(埼玉大学)、平田泰久(東北大学)
OS3 インフラ維持管理用ロボット 安川裕介(NEDO)、油田信一(芝浦工業大学)
OS4 深層学習 高橋城志(Preferred Networks,inc.)、尾形哲也(早稲田大学/産業技術総合研究所)、松原崇充(奈良先端科学技術大学院大学)、吉野幸一郎(奈良先端科学技術大学院大学)、高野渉(大阪大学)、原田達也(東京大学/理化学研究所)、藤吉弘亘(中部大学)、Asim Munawar(IBM Research)、小林一郎(お茶の水女子大学)
OS5 人工筋アクチュエータ・センサシステム 高嶋一登(九州工業大学)、高木賢太郎(名古屋大学)、菊池邦友(和歌山大学)、堀内哲也(産業技術総合研究所)、釜道紀浩(東京電機大学
OS7 ソフトロボティクス 新山龍馬(東京大学)、鈴森康一(東京工業大学)、平井慎一(立命館大学)、中村太郎(中央大学)、望山洋(筑波大学)
OS8 ヒューマン・サポート・ロボティクス 藤江正克(早稲田大学)、王碩玉(高知工科大学)、安藤健(パナソニック)
OS9 インテリジェントホームロボティクス 岡田浩之(玉川大学)
OS10 科学技術の社会実装指向研究開発・技術者教育プログラム 多羅尾進(東京工業高等専門学校)、久池井茂(北九州工業高等専門学校)、佐藤知正(東京大学)
OS11 ソーシャルタッチインタラクション 塩見昌裕(国際電気通信基礎技術研究所)、住岡英信(国際電気通信基礎技術研究所)
OS12 支援機器開発のための生体モデルとその活用 高嶋淳(国立障害者リハビリテーションセンター研究所)、井上剛伸(国立障害者リハビリテーションセンター研究所)
OS13 人間拡張技術 栗田雄一(広島大学)、田中孝之(北海道大学)
OS14 遊びとロボット 橋本秀紀(中央大学)、望山洋(筑波大学)
OS15 空間知能化とアプリケーション 新妻実保子(中央大学)、李周浩(立命館大学)
OS16 RSNPを利用したロボットサービスコンテスト2018 ~応募作品発表と審査、審査結果発表~ 成田雅彦(産業技術大学院大学)、鈴木昭二(はこだて未来大学)
OS17 ヒトとロボットの運動と感覚 岡本正吾(名古屋大学)、田中由浩(名古屋工業大学)
OS18 学科教育としてのロボティクス 柴田瑞穂(近畿大学)、出村公成(金沢工業大学)、平井慎一(立命館大学)
OS19 確率ロボティクスとデータ工学ロボティクス ~認識・行動学習・記号創発~ 中村友昭(電気通信大学)、有木由香(ソニー)、原祥尭(千葉工業大学fuRo)、濱田龍之介(東北大学)、青木達哉(電気通信大学)
OS20 インターネットとロボットサービス ~IoTと人工知能を活用するロボットサービスとRSiの取り組み~ 鈴木昭二(公立はこだて未来大学)、成田雅彦(産業技術大学院大学)
OS21 身体性システム-脳内身体表現のモデル化からリハビリテーションへ- 安琪(東京大学)、矢野史郎(東京農工大学)
OS22 ロボット聴覚およびその展開 干場功太郎(神奈川大学)、糸山克寿(東京工業大学)、小島諒介(京都大学)、佐々木洋子(産業技術総合研究所)
OS23 開かれた知能 森裕紀(早稲田大学)、竹内栄二朗(名古屋大学)、松原崇充(奈良先端科学技術大学院大学)、山崎公俊(信州大学)
OS24 生物移動情報学 橋本浩一(東北大学)、妻木勇一(山形大学)
OS25 ロボットマニピュレーション 渡辺哲陽(金沢大学)、小澤隆太(明治大学)、辻徳生(金沢大学)
OS26 ロボットと生きる 上出寛子(名古屋大学)、新井健生(電気通信大学)
OS27 産業分野におけるUAVの活用と安全管理 三輪昌史(徳島大学)、鈴木智(信州大学)
OS28 飛行ロボット 安孫子聡子(芝浦工業大学),三輪昌史(徳島大学)
OS29 微細作業 谷川民生(産総研),新井健生(北京理工大),新井史人(名古屋大学)
OS30 自動運転とその周辺技術 大日方五郎(中部大学)
IS1 Special issue on assistive robotics Tetsunari Inamura (National Institute of Informatics)
IS2 Special issue on “Robotics x AI” Kazuhiro Nakadai (Honda Research Institute Japan Co., Ltd)
IS3 Robotics, mechatronics and control Kazuhiro Nakadai (Honda Research Institute Japan Co., Ltd), Tetsunari Inamura (National Institute of Informatics)
※各OS、ISは現時点での予定で、今後変更等の可能性があります。

OS概要

OS1: フルードパワーを利用した医療・福祉システム

  1. オーガナイザー
  2. 斎藤直樹(秋田県立大学)、嵯峨宣彦(関西学院大学)、高岩昌弘(徳島大学)
  3. 概要
  4. 急速に進む社会の高齢化において,医療や介護福祉分野での人を支援する技術が注目されています.本OSでは,空気圧,油圧,水圧や機能性流体などのフルードパワーの特徴を活かして開発された,さまざまな医療・福祉システムに関する研究成果を通して,医療や介護福祉分野におけるロボティクス・メカトロニクス技術の更なる貢献のあり方について考えたいと思います.

OS2: 人間機械協調

  1. オーガナイザー
  2. 辻俊明(埼玉大学)、平田泰久(東北大学)
  3. 概要
  4. オーガナイザらは2009年以来継続してOS「人間機械協調」を開催している。今年も以下の趣旨でOSを企画する。製造・医療福祉・生活分野等において協働ロボットの需要が拡大しており,人間機械協調技術の確立がますます重要な課題となっている.本セッションは人間機械協調の高度化を目指し,安全,パワーアシスト,操作支援,人間の運動認識等の技術を中心に構成する.その他,人間と機械の力学的インタラクションを処理する技術に関して要素技術からアプリケーションまで幅広く講演を募集する.

OS3: インフラ維持管理用ロボット

  1. オーガナイザー
  2. 安川裕介(NEDO)、油田信一(芝浦工業大学)
  3. 概要
  4. 高度成長期以降に整備された橋・ダム等社会インフラは,今後,加速度的に老朽化することが予想され,状態に応じて効果的かつ効率的な維持管理・更新等を図る必要があります.本セッションでは,インフラ施設を点検・補修するロボット技術について,実現場における運用技術や今後の社会普及を含めて議論したいと思います.

OS4: 深層学習

  1. オーガナイザー
  2. 高橋城志(Preferred Networks,inc.)、尾形哲也(早稲田大学/産業技術総合研究所)、松原崇充(奈良先端科学技術大学院大学)、吉野幸一郎(奈良先端科学技術大学院大学)、高野渉(大阪大学)、原田達也(東京大学)、藤吉弘亘(中部大学)、Asim Munawar(IBM Research)、小林一郎(お茶の水女子大学)
  3. 概要
  4. 深層学習のロボティクスの実世界応用に向けて行われている周辺技術・応用技術全般の研究開発を対象としています.ロボティクスの運動制御のみではなく,画像処理,音声処理,自然言語処理といった多岐に渡る論文発表を募集しております.本OSを通して,他領域との情報交換をしていくなかで,分野の発展に貢献することを目的としています.

OS5: 人工筋アクチュエータ・センサシステム

  1. オーガナイザー
  2. 高嶋一登(九州工業大学)、高木賢太郎(名古屋大学)、菊池邦友(和歌山大学)、堀内哲也(産業技術総合研究所)、釜道紀浩(東京電機大学
  3. 概要
  4. 介護ロボットやホームロボットなど,人と直接接触,あるいは協調する必要のあるロボット技術において,小型軽量で,かつバックドライバビリティを持つアクチュエータや,フレキシブルで2次元的なセンサ技術が求められている.これらは生体筋を指向した技術であり,人工筋アクチュエータ・センサシステムと呼ぶ.本セッションでは,そのような研究に関係した論文,例えば機能性高分子を用いたアクチュエータやセンサ,あるいは運動性バイオ材料を用いたロボットシステム,その他,関連したソフトアクチュエータ,ソフトセンサについての研究発表を募集する.

OS7: ソフトロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 新山龍馬(東京大学)、鈴森康一(東京工業大学)、平井慎一(立命館大学)、中村太郎(中央大学)、望山洋(筑波大学)
  3. 概要
  4. ソフトロボティクスは、ロボットシステムがもつ物理的柔軟性の活用に関する新しい研究分野である。生物が本質的に備えるやわらかさの理解や、人にやさしいロボットシステムの実現において、ソフトロボティクスの重要性が増している。本OSでは,日本国内のソフトロボティクス関連研究者による学際的な研究コミュニティを構築し、研究者間の情報交換および議論の活性化によって、この分野をさらに発展させることを目的として,ソフトロボティクスに関する研究発表を広く募集する。

OS8: ヒューマン・サポート・ロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 藤江正克(早稲田大学)、王碩玉(高知工科大学)、安藤健(パナソニック)
  3. 概要
  4. 超高齢社会に突入した先進国では,高齢者・障害者・有病者のみならず,医師,看護師,セラピストなど医療福祉に関わるあらゆる人,更には健常者の日常生活を支援するロボットテクノロジーが必要とされている.本OSでは,診断,手術,リハビリ,看護,介護,日常生活に関わる人を支援するロボットテクノロジーに関する計測技術,制御技術などの基本技術の提案・開発,それらの技術を動物やヒトに対して使用したときの評価実験,さらにはそれらの技術のインテグレーション、実証、実用化に関する講演を広く募集します.

OS9: インテリジェントホームロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 岡田浩之(玉川大学)
  3. 概要
  4. 高齢化や女性の社会進出を背景として、家庭や 公共空間におけるロボットソリューションへの期待が高まっている。日本では技術および経験知は豊富に蓄積されているが、ロボットを介して人間を支援するソリューションは十分に提供されていない。本セッションは、実際の現場で利用できるロボットソリューションを目指し、大学・研究機関・企業・現場が一体となって、1)現場で動くホームロボットに要求されるサービスの在り方の検討、2)技術の体系化とソリューションのパッケージ化、3)フィールド評価実験の標準化、について議論する。

OS10: 科学技術の社会実装指向研究開発・技術者教育プログラム

  1. オーガナイザー
  2. 多羅尾進(東京工業高等専門学校)、久池井茂(北九州工業高等専門学校)、佐藤知正(東京大学)
  3. 概要
  4. 社会と連携しながら,サービスを考案して,これに必要とされるロボット機器を開発し,社会現場に適用しさらに改良するプロセスによって,科学技術を創成するとともに,それを実行できる人材を育成する取り組みについて,研究および教育の観点から議論する.この取り組みでは,社会ニーズを分析した上でロボット機器とサービスとを一体として考案し,試作を経て機能を実現し,さらにユーザに試用してもらい実証評価を行い,これを試作に反映させることが鍵となる.「社会実装指向」の研究・教育について議論を深める.

OS11: ソーシャルタッチインタラクション

  1. オーガナイザー
  2. 塩見昌裕(国際電気通信基礎技術研究所)、住岡英信(国際電気通信基礎技術研究所)
  3. 概要
  4. ロボットが人々と自然に関わりあうためには,物理的な接触だけではなく,他者に感情や意図を非言語的に伝えるための接触行為である,「社会的接触」を通じたインタラクションの設計が重要となります.本セッションでは,人とロボットの触れ合いインタラクションを実現するために必要となる技術開発や,社会的接触を通じた人間理解等の研究について議論を進めたいと思います.

OS12: 支援機器開発のための生体モデルとその活用

  1. オーガナイザー
  2. 高嶋淳(国立障害者リハビリテーションセンター研究所)、井上剛伸(国立障害者リハビリテーションセンター研究所)
  3. 概要
  4. AI技術の進展にともない、人に適応する機械が本格的に現実味をおびてきた。支援機器では、利用者の個別性や機能変化が大きな課題とされ、これまで専門職の手で、利用者への適応を行っているのが現状である。本OSでは、改めて生体モデルに着目し、支援機器の利用者の計測、モデル化、機器による適応の流れと、そこで必要となる技術を明確にするべく、各分野の先駆的な取り組みを行っている演者に講演を依頼する。各講演のキーワードは、超ユニバーサル化支援機器、脊髄レベルでの制御モデル、軽労化支援機器と生体モデル、義足利用者の歩行モデル、頸髄損傷者の温熱制御モデル、発達障害のモデル化の6テーマである。活発な議論を期待する。

OS13: 人間拡張技術

  1. オーガナイザー
  2. 栗田雄一(広島大学)、田中孝之(北海道大学)
  3. 概要
  4. 人間拡張 (Human Augmentation) 技術は,人がもつ感覚や運動機能を補綴・拡張・増強しようとする学術分野であり,ガートナー社のハイプ・サイクルにもエマージングな技術として登場するなど,近年急速に注目を浴びている.本OSでは,人間拡張に関する技術開発を最先端で推進しておられる研究者による招待講演ならびにパネルディスカッションを行い,ロボット技術による人間拡張の可能性について議論するとともに,一般講演もあわせて募集し,人間拡張技術に関する研究者コミュニティを作り上げることを目的とする.

OS14: 遊びとロボット

  1. オーガナイザー
  2. 橋本秀紀(中央大学)、望山洋(筑波大学)
  3. 概要
  4. 本OSの目的は,「遊び」と「ロボット」との関係性を現在のテクノロジーの観点から深く考察しながら、「無用」のロボットを「大用」に転換するためのコンセプトについて検討し、ロボットの新しい価値を自由に語る場を提供することである.「遊び」と「ロボット」の関係性を物語るヒントとなる研究発表を、ロボティクスのみならず、幅広い分野から集め、斬新なコンセプトの提案に繋げていく。

OS15: 空間知能化とアプリケーション

  1. オーガナイザー
  2. 新妻実保子(中央大学)、李周浩(立命館大学)
  3. 概要
  4. 人の活動支援やロボティクスシステムの知能化を実現するため,空間知能化によるアプローチに注目し,その要素技術から具体的な応用事例について議論する機会を設けることを目的として本オーガナイズドセッションの開催を提案します.空間知能化のためのビックデータの活用,より広域で複雑な環境に適応するための空間知能化の高度化,人やロボットの活動支援のための空間知能化の応用など,幅広く講演論文を募集します。

OS16: RSNPを利用したロボットサービスコンテスト2018 ~応募作品発表と審査、審査結果発表~

  1. オーガナイザー
  2. 成田雅彦(産業技術大学院大学)、鈴木昭二(はこだて未来大学)
  3. 概要
  4. インターネットを用いたロボットサービスは、新しいビジネスの形や、人工知能との連携の形態の一つとして関心がまっています。そこで、長年ロボット業界、ソフトウェア業界およビ大学等 の学術研究機関で開発が進められてきた RSNP(Robot Service Network Protocol)を活用したコンテストを 2012 年より RSi(Robot Service Initiative)主催、日本ロボット学会共催で開催し、今回は第 6 回となります。本 OS では、応募作品発表と審査、審査結果発表を行います。RSNPは、様々なロボットが簡単、効率的にインターネット上のサービ スへ接続可能となるロボットサービス向けの通信プロトコル仕様で、「通 信機能」「ロボット動作指示機能」「マルチメでィア機能」「情報提供機能」などのインターネットを介したロボットサービスの基本機能を提供し、その上にアンケートサービスなどのサービスが構築されています。(本年度から、RSNPライブラリのソースプログラムがロボットサービスイニシアティブ会員向けに公開されまています。)本コンテストを通して、魅力あるロボットサービスの提供、知識/経 験の集積、ロボット業界/ソフトウェア業界の相互発展を願っています。

OS17: ヒトとロボットの運動と感覚

  1. オーガナイザー
  2. 岡本正吾(名古屋大学)、田中由浩(名古屋工業大学)
  3. 概要
  4. 運動能力,感覚器官および知能を持ち合わせることはヒトとロボットに共通であり,両者を同一セッションで統合的に議論することは,これらの一層の理解と融合を促すと期待される.本セッションでは,議論が散漫にならぬよう,特に運動と感覚を議論の中心に据える.

OS18: 学科教育としてのロボティクス

  1. オーガナイザー
  2. 柴田瑞穂(近畿大学)、出村公成(金沢工業大学)、平井慎一(立命館大学)
  3. 概要
  4. ロボティクスには機械工学,電気電子工学,情報工学など多くの学問体系の理論・技術を広く統合し,新たな価値を見出す側面がある.この観点から,近年,多くの大学がロボティクスを学科教育およびコース選択の形で展開しており,教育として様々な試みが行われている.本OSでは,これらの取り組みを概観し,カリキュラム,教育体制,育成する学生像などの観点から,学科教育としてのロボティクスの在り方を広く議論する.今年度は「ロボティクス学科の出口問題」に関する話題を取り上げる予定である.

OS19: 確率ロボティクスとデータ工学ロボティクス ~認識・行動学習・記号創発~

  1. オーガナイザー
  2. 中村友昭(電気通信大学)、有木由香(ソニー)、原祥尭(千葉工業大学fuRo)、濱田龍之介(東北大学)、青木達哉(電気通信大学)
  3. 概要
  4. 本セッションでは,実世界理解やヒューマンロボットインタラクションにおける,統計的機械学習の基盤技術および実世界データの利活用について議論します.センサデータの収集・管理から,画像・点群・音声処理や運動計画・行動学習などの要素技術,記号創発やデータ工学ロボティクスへの展開にいたるまで幅広い分野の研究発表を募集いたします.トピック例:確率モデル,マルチモーダル学習,ビッグデータ,Deep Learning,強化学習,物体認識,シーン認識,動作認識,自己位置推定,地図生成,SLAM,Structure from Motion,運動制御,シンボルグラウンディング,データ圧縮,センサ統合,特徴抽出,モデル化,確率的推論,サイバーフィジカルシステム,クラウドロボティクス,記号創発ロボティクス,語意学習,言語獲得,模倣学習,分節化,記号化,ロボット対話,自然言語処理,マルチモーダルインタラクション,サービスロボット,ベンチマークテスト

OS20: インターネットとロボットサービス ~IoTと人工知能を活用するロボットサービスとRSiの取り組み~

  1. オーガナイザー
  2. 鈴木昭二(公立はこだて未来大学)、成田雅彦(産業技術大学院大学)
  3. 概要
  4. サービスロボットはネットワークを利用しクラウドと連携することがもはや当然になっています.今後はロボットと周辺のセンサ,アクチュエータなどのデバイス群が繋がりそこで獲得した情報をさらにクラウド上にある人工知能で処理し結果をロボットを通じて人にフィードバックする時代が始まりつつあります.そこで,本OSでは,IoTと人工知能におけるロボットおよびロボットサービスについて,サービス事例,通信プロトコル,標準化,アーキテクチャ,アプリケーションなどに関する検討,問題提起,考察,事例などを幅広く募集します.

OS21: 身体性システム-脳内身体表現のモデル化からリハビリテーションへ-

  1. オーガナイザー
  2. 安琪(東京大学)、矢野史郎(東京農工大学)
  3. 概要
  4. 超高齢社会の我が国では,運動器や脳の疾患,加齢によって人々の運動機能が低下し,生活の質が著しく低下している.この問題に対して,我々の新学術領域(身体性システム)では,脳内における自身の身体・運動モデルの短期・長期的な変容過程を神経生理学的な立場から明らかにし,それらの数理モデルを構築,リハビリテーションシステムに応用している.本年が最終年度であるが,今までの研究成果に関して,歩行動作や運動学習,身体意識やそれを活用したリハビリテーションに関して神経生理-モデル化-リハビリテーションという異なるアプローチからそれぞれの最新の研究成果をご紹介頂く予定であり,今後のリハビリテーション方策に関して議論を深めていく.

OS22: ロボット聴覚およびその展開

  1. オーガナイザー
  2. 干場功太郎(神奈川大学)、糸山克寿(東京工業大学)、小島諒介(京都大学)、佐々木洋子(産業技術総合研究所)
  3. 概要
  4. ・ロボット聴覚およびその周辺技術・応用技術全般を網羅する情報交換の場を設け,将来の技術の革新と展開に繋げる.下記のテーマを対象とする.
    ・音環境理解: 音声・楽音・環境音を含む聴覚による情景分析・知覚・理解
    ・聴覚機能のための音響技術:音源定位,追跡,分離,アクティブ聴覚,マイクロホンアレイ
    ・ロボットのための実環境処理:音声認識・音楽認識・環境音認識
    ・屋外環境・実環境における音響処理技術:極限音響,動物行動解析
    ・人・ロボットインタラクション:音楽ロボット・コミュニケーション・対話,マルチモーダル情報処理 (統合・認識・表出)
    ・クラウド,ICTへの展開:クラウド型音声認識・対話・音声合成,スマートフォン応用
    ・その他、ロボットと音に関連するもの

OS23: 開かれた知能

  1. オーガナイザー
  2. 森裕紀(早稲田大学)、竹内栄二朗(名古屋大学)、松原崇充(奈良先端科学技術大学院大学)、山崎公俊(信州大学)
  3. 概要
  4. ロボット工学における理論的枠組みは閉じた系を前提とした感覚、認知、行動、制御といった機能モジュールとして定められている。これらは、工場の内部など限定された具体的状況を想定していたり、他の理論的枠組みとの整合性を保つために、その入出力や制約条件が物理的に解釈しやすくするためといったことが理由である。しかし、原発事故におけるロボット対応や事故に端を発したDARPA Robotics Challengeなどにおいて、閉じた系を前提とした研究推進の限界も露わになった。つまり、事前に想定できない状況や環境への対応、「未知との遭遇」を前提とした設計論の待望である。開かれた知能専門委員会では、未知の環境や想定外の状況に開かれていること前提とした知能のための研究推進のあり方について2014年度から議論を行ってきた。本OSでは、環境や目的そのものの変化、想定外の状況へ開かれた知能の実現へ向けて、委員および関連の研究者それぞれの立場から「開かれた知能」についての考えを述べ、パネルディスカッションにより議論を深める。

OS24: 生物移動情報学

  1. オーガナイザー
  2. 橋本浩一(東北大学)、妻木勇一(山形大学)
  3. 概要
  4. ナビゲーションはヒトを含む多くの生物に共通する根幹的行動である. 本セッションでは,ヒトや動物の様々なナビゲーションをシステム科学的,情報科学的手法により数理モデルとして理解・解明する試みやそれを支える最新のシステムについて議論する.本セッションで議論する内容は,移動ロボットのナビゲーション応用にも大きく貢献すると考えられる.

OS25: ロボットマニピュレーション

  1. オーガナイザー
  2. 渡辺哲陽(金沢大学)、小澤隆太(明治大学)、辻徳生(金沢大学)
  3. 概要
  4. 現在,マニピュレーション部会において,多指ロボットハンドや2指グリッパの機構やこれらによる操り,マニピュレーション技能の獲得,また,マニピュレーションの動作計画などの議論が行われている.本OSでは,部会の活動の一環として広くロボットマニピュレーションに関する研究発表を募集し,ロボットマニピュレーションに関する質の高い議論を行うことを目的とする.

OS26: ロボットと生きる

  1. オーガナイザー
  2. 上出寛子(名古屋大学)、新井健生(電気通信大学)
  3. 概要
  4. 本セッションでは、革新的に進むロボットの技術開発と、それを担う研究者、ユーザー、行政、市場と言った、様々な人間との関係を、どのように適切に制御し、全体として調和していけるのかについて議論を行う。したがって、本セッションでは、技術開発を行う工学者はもちろんであるが、ユーザの心理や、社会的な仕組みや制度など、学際的な分野から知見を収集し、異なる立場の考え方を共有し、建設的に発展させることを目指す。

OS27: 産業分野におけるUAVの活用と安全管理

  1. オーガナイザー
  2. 三輪昌史(徳島大学)、鈴木智(信州大学)
  3. 概要
  4. 最近のUAV(無人航空機)、とくにマルチコプタの高性能化・低価格に伴い、実作業での運用や趣味での利用が多くなってきました。特に、フライトコントローラの高性能化により、従来の模型航空機の運用には長い訓練期間が必要であったのに対し、単に飛行させるだけであれば購入後充電するだけで可能になりました。このようなフライトコントローラの高性能化に伴い、簡単に運用を開始することが可能になった無人航空機ですが、その反面、運用に関連するノウハウや法令等に関する知識不足が原因となった事故や危険な飛行・撮影が多数見受けられます。本OSでは、産業分野における無人機の運用や研究を実施するにあたり、関連する法令や、運用ノウハウ、技術的な要点などを再確認します。また、実際に実験や業務で使用・運用されている方々のご経験やノウハウも共有させていただき、今後の安全に無人機の運用・実験の実施や、また新しくこの分野に参入される方の指針を作りたいと思います。

OS28: 飛行ロボット

  1. オーガナイザー
  2. 安孫子聡子(芝浦工業大学),三輪昌史(徳島大学)
  3. 概要
  4. マルチコプタに代表される飛行ロボットの産業応用が注目されています.飛行ロボットそのものの機構的特色により新たな応用分野の拡大が期待されます。また,実環境での運用のための操作システムや環境認識などの統合システムによって,より幅広い分野への適用が期待されます。本OSでは,機構的な特色を有する飛行ロボットに関する講演や,飛行ロボットを用いた応用事例,そのための操作システムや飛行ロボットでの環境認識などの幅広い関連分野の講演を募集します。

OS29: 微細作業

  1. オーガナイザー
  2. 谷川民生(産総研),新井健生(北京理工大),新井史人(名古屋大学)
  3. 概要
  4. 微細作業,マイクロ・ナノマニピュレーション,分子操作,細胞操作,生体組織等のハンドリング,バイオMEMSやμ-TAS関連技術,微小組立システムと要素技術,微細加工,精密位置決め技術,マイクロ・ナノロボット,マイクロ・ナノセンサ・アクチュエータ,マイクロ・ナノデバイス,マイクロ・ナノ計測,観察システム,仮想現実感,ヒューマンインタフェース,バイオインタフェース,バイオマシン融合技術,バイオアセンブラなど,微小物体の操作や微細作業にかかわるロボット,各種デバイス,加工,計測,制御,情報処理,システム設計,ヒューマンインタフェースなどに関する講演を広く募集いたします.

OS30: 自動運転とその周辺技術

  1. オーガナイザー
  2. 大日方五郎(中部大学)
  3. 概要
  4. 自動車産業のメッカである愛知県での開催に合わせ、近年実用化が目指されている自動運転とその周辺技術について、最近のトピックスや関連技術などについて密にディスカッションする機会を設ける。自動運転技術は、ロボット技術のとの共通性が高く、ロボット学会学術講演会でのOSとして時期をえたもので、広く関連研究者がさまざまな立場からディスカッションすることによって、自動車技術だけではなくロボット技術への波及効果が生まれる。

IS1: Special issue on assistive robotics

  1. オーガナイザー
  2. Tetsunari Inamura (National Institute of Informatics)
  3. 概要
  4. Robotics has a potential to develop innovations in assisting the lives of both healthy and unhealthy persons. This session aims at providing an opportunity for exchanging ideas and sharing practices about assistive robotics across people and research teams. Topics may cover a broad spectrum of assistive robotics, such as basic technologies in mechatronics, control, planning, human behavior recognition, or applications in personal robots, human-robot interaction, rehabilitation, and so on.

IS2: Special issue on “Robotics x AI”

  1. オーガナイザー
  2. Kazuhiro Nakadai (Honda Research Institute Japan Co., Ltd)
  3. 概要
  4. Robotics and AI are getting more related to each other. In fact, the number of presentations regarding Bayesian models and deep neural networks at international conferences in robotics is increasing. The aim of this session is to provide an opportunity to have fruitful discussions on fusing robotics and AI. We, thus, welcome not only robotics researchers but also AI researchers to this session. In this session, any topic related to robotics and AI will be covered such as perception, recognition, scene analysis, natural language processing, dialog, planning, and human-robot interaction.

IS3: Robotics, mechatronics and control

  1. オーガナイザー
  2. Kazuhiro Nakadai (Honda Research Institute Japan Co., Ltd), Tetsunari Inamura (National Institute of Informatics)
  3. 概要
  4. This session is for all of robotics-related studies other than those covered by the other international sessions (IS1 and IS2). We welcome researchers from overseas institutes, foreign researchers in Japan, and anyone who wants to present and discuss his/her activities in English. The international sessions accept speakers without an RSJ membership.

お知らせ

オーガナイズドセッションの運用方針の明確化と申込み締切延期のお知らせ

オーガナイズドセッション申し込み締切
2018年4月9日(月) 2018年5月9日(水)

オーガナイズドセッション申し込み
本講演会では、特定のテーマを定めて講演を募集するオーガナイズドセッション(OS)を実施いたします。 オーガナイザ希望の方は、所定の申込書をダウンロードいただき、セッション名・オーガナイザ氏名等を明記して、 期日までにプログラム委員会(rsj2018.pc[at]ml.riken.jp)まで、Emailに添付してお申し込みください。 なお、すべての講演を英語で行う国際セッション(IS)としての実施も可能です。

オーガナイズドセッション申込書

登壇資格および参加登録費の取扱いについて

  1. 上記、「オーガナイズドセッションの運用方針の明確化と申込み締切延期のお知らせ」をご参照下さい。
  2. OSとして提案があったものでも、多くの講演者の参加登録費を無料にしたい場合には、実行委員会の判断により、オープンフォーラムで市民向け一般公開企画として実施していただく場合があります。
  3. プログラム編成時、ご提案頂いたオーガナイズドセッションの投稿件数が5件に満たない場合、一般セッションに変更させて頂く場合があります。
  4. 座長はオーガナイザにより御推薦、御依頼いただきます。申込時に座長が未定の場合、平成30年7月開催予定のプログラム編成会議までに内諾を取り、プログラム委員会までご連絡ください。
  5. お申し込み頂いた後、プログラム委員より、確認メールをお送りいたします。もし、3日以内に確認メールをお受け取り頂けなかった場合、プログラム委員までご連絡下さい。